人事の人見 最終回ネタバレ｜社長就任と“人を信じる”未来への一歩

2025年6月17日放送のドラマ『人事の人見』最終回（第11話）では、主人公・人見廉（松田元太）が「日の出鉛筆」の新社長に就任。人事部で培った“人を見る力”と“人を信じる力”を武器に、会社改革の第一歩を踏み出します。

最終回では、新入社員との心揺さぶる対話、人見の過去の告白、そして組織の未来を変える“信頼のリーダーシップ”が描かれ、涙と希望に包まれる結末が待っています。

1. 人見廉、ついに社長に就任！

最終回の幕開けは、「日の出鉛筆」社内で開かれた幹部会議から始まります。

人見廉が新たな社長に任命されるという大きなニュースは、社員たちに驚きと期待をもたらしました。

その背景には、常務・里井ら改革派の後押しと、人見が現場で築いてきた「信頼」の積み重ねがあります。

改革派の後押しと旧体制の崩壊

これまで社内で幅を利かせてきた旧来型の経営陣は、人見の考える「人を中心に据えた会社づくり」に懐疑的でした。

しかし、業績の低迷や人材流出などの問題が表面化し、「人事の人見」の視点が求められるようになっていきます。

社内に広がる“人見改革”の波

社長就任の報は、現場の若手社員を中心に大きな歓迎ムードを呼び起こします。

人を信じ、人と向き合い続けてきた姿勢が、ついに“経営の中心”に届いた瞬間でした。

2. 新入社員ウジンとの最終面接

一方で描かれたのが、転職を考えていた新入社員・ウジンの再チャレンジでした。

人見のいない人事部で、残された仲間たちは彼を全力でサポートします。

転職を考えたウジンを見送る人事部の涙

かつて不安を抱えていたウジンは、人事部の温かい支えで立ち直ります。

最終面接の朝、彼を見送るメンバーたちの目には、成長への誇りと別れの寂しさが入り混じっていました。

人見の社長就任後も変わらぬ“人を想う姿勢”

社長に就任した人見は、そのまま出社するのではなく、公園で迷っていたウジンを見つけ、「人は迷っていい」と背中を押します。

その姿勢に、彼がどの肩書きになっても“人事の人見”であることが示されました。

3. 人見の過去──バックパッカーの旅の真相

これまで「海外人事経験者」とされていた人見には、“ある秘密”がありました。

実は彼は、企業人ではなく世界を巡るバックパッカーとして人間観察をしていたという過去を持っていたのです。

“海外帰りのプロ”の本当の姿とは

この事実は一時、社内で問題視されますが、彼の誠実な説明が波紋を鎮めます。

「肩書きではなく、人を見る力が重要だ」という信念が共感を呼びました。

資格ではなく“観察力”で人を見抜く

人見が重視していたのは、学歴やキャリアではなく、相手の表情・言葉・沈黙の中にある本音でした。

その“観察力”こそが、人事部の名物社員として信頼される理由だったのです。

4. 組織を変える“人を信じる”力

社長就任後の人見は、「人を信じる経営」を全社に根づかせていきます。

利益よりも先に「人」を置く姿勢は、一部からは批判も受けますが、確かな支持を集めていきます。

人事から経営へ──人見のスタイルに変化はあるか

彼の姿勢は変わりません。

「デスクから離れて、まず現場に出る」という言葉通り、社長室にとどまらず社員と日々対話を重ねます。

全社を包む“温かい風土”の始まり

こうした小さな行動の積み重ねが、やがて社内全体に温かい空気をもたらします。

社員が人を大事にする会社が、ゆっくりと形になっていく様子が描かれました。

5. 人事部の仲間たち、その後の物語

人見のいない人事部は、最初こそ戸惑いながらも、少しずつ自分たちの足で歩き出します。

それぞれが「人を見る力」を受け継いでいく姿が印象的です。

成長していく仲間たちの姿

特に印象的なのは、かつてミスを繰り返していた若手社員が、新たな研修制度を提案する場面。

“教える人”に変化した姿に、視聴者は人見の影響の大きさを感じたことでしょう。

人見不在の中で始まる“自立”のドラマ

仲間たちは「人見がいないからできない」ではなく、「人見がいたから挑戦できる」という言葉で前に進みます。

これは、人事ドラマにおける理想的な“引き継ぎ”の形でもありました。

6. 人見が残した言葉と、会社の未来

ラストシーンでは、人見が静かに口にした言葉が印象的でした。

「会社は人が支える。だから、人を信じるんだ」

「会社は人が支える」──最終回の核心

この言葉には、肩書きや制度を超えた人見の哲学が凝縮されていました。

組織とは人であり、人を信じてこそ未来が拓けるという希望に満ちたメッセージです。

“働く”とは何かを視聴者に問いかけるエンディング

最終回は、単なる感動や成長物語にとどまらず、働くことの意味そのものを問いかけてきます。

人事の人見が残したのは、「制度」ではなく「信頼」という土台でした。