2025年6月5日に放送されたドラマ『魔物』第7話では、源凍也(塩野瑛久)の釈放と共に恐怖の復讐劇が始まります。
華陣あやめ(麻生久美子)と源夏音(北香那)の共謀により逮捕された凍也は、夏音が被害届を取り下げたことで釈放され、再び3人の運命が交錯し始めます。
さらに夏音の衝撃的な告白と、高校時代に起きた“ある秘密”が明かされ、凍也・夏音・あやめの関係は取り返しのつかない方向へと動き出します。
- 夏音の「人を殺した」衝撃告白の真相
- 凍也の復讐が始まり、あやめに迫る恐怖
- 過去の事件と裁判の記憶が交錯する構図
魔物 第7話の最大の見どころは夏音の「人を殺した」告白
華陣あやめ(麻生久美子)は、ついに源凍也(塩野瑛久)との関係に終止符を打つべく、源夏音(北香那)と共に警察へ向かいます。
しかし、夏音が被害届を取り下げたことで凍也は釈放され、あやめの平穏な生活は一瞬で崩壊します。
その直後、夏音は「私、人を殺したんです」と涙ながらに告白し、2人の過去に隠された深い闇が明かされていくのです。
凍也の釈放であやめの日常が崩壊
釈放された凍也は、あやめに連絡を取ることなく動き始めます。
あやめはマンションに帰ると、室内が荒らされていたことに気づきます。
また、職場には匿名で不気味な花が届き、彼女は“静かな恐怖”に追い詰められていきます。
夏音が語った高校時代の“過去”の真相
あやめが夏音に詰め寄ると、夏音は「私、人を殺したんです」と語り始めます。
高校時代、夏音と凍也の間には“ある事件”があり、それが2人の現在の絆を形作っていたのです。
その真実は、あやめにとっても自分の判断を揺るがす深いものであり、今後の展開を大きく左右する伏線となっています。
復讐者・凍也が狙う標的は誰か
源凍也は釈放後、周囲の誰にも連絡を取らず、静かに、しかし確実に復讐への一歩を踏み出します。
彼の中では、あやめ・夏音・最上陽子(神野三鈴)らが「裏切り者」として明確に認識されており、その怒りは過去の傷を引き裂くほどに深まっていきます。
「あいつらのせいで俺の人生は壊された」という凍也の台詞は、彼の歪んだ正義と復讐の方向性を決定づけました。
オフィスに届く謎の花と荒らされた部屋
あやめの職場に届いたのは、無言のメッセージとも言える、気味の悪い白い花束。
さらに帰宅すると、彼女のマンション室内が何者かによって荒らされていることが発覚します。
どちらも証拠を残さず、しかし明確に“凍也の仕業”を示唆するような演出がされており、あやめは精神的に追い詰められていきます。
狂気を纏い現れた凍也とあやめの再会
そしてついに、凍也は何の前触れもなく、あやめの前に姿を現します。
笑顔とも怒りともつかない表情で彼は語りかけ、過去の“愛した日々”をねじれた記憶として呼び起こします。
この場面の凍也は、かつての彼とは異なる“狂気の存在”として描かれており、視聴者にも強烈なインパクトを与えました。
最上陽子の存在と裁判所で交錯する記憶
凍也の怒りは、最上陽子(神野三鈴)にも向けられます。
彼女は過去の事件で鍵を握る存在であり、凍也の裁判に深く関与していたことが示唆されます。
あやめと夏音の選択、陽子の証言、凍也の怒り――すべてが、再び裁判所という舞台で交錯していくのです。
裁判と過去が繋がる“その日”の意味
物語の終盤、「その日」と呼ばれる裁判のシーンが回想されます。
誰が嘘をつき、誰が守ろうとしたのか、過去と現在が同時に映し出される構成が、視聴者の想像をかき立てます。
最上陽子の口からは、かつての証言の正当性に疑問を投げかけるセリフもあり、新たな視点から事件を見直す余地が生まれます。
凍也・夏音・あやめ、三者の視点から見える真実
第7話では、過去の事件が登場人物それぞれの視点から描かれる手法が用いられています。
凍也にとっては“裏切られた過去”、夏音にとっては“隠した罪”、あやめにとっては“逃れられない記憶”。
同じ出来事でも見方が違えば真実も変わるという構造が、物語の深みをさらに増しています。
魔物 第7話ネタバレまとめ|過去の罪と復讐の連鎖が動き出す
第7話では、夏音の衝撃的な告白と、凍也の釈放・復讐の始動という大きな転換点が描かれました。
過去に隠された“殺人の記憶”が、今になって3人の運命を大きく揺さぶり、特にあやめにとっては恐怖と決断の連続です。
静かに狂気をまとい始めた凍也の行動は、彼をただの被害者から加害者へと変貌させ、「愛」「暴力」「正義」「裏切り」が複雑に絡み合う人間ドラマへと深化させています。
“愛すること”が呪いとなり、“守ること”が罪となる。
そんな歪んだ関係の中で、次回以降、誰が真実と向き合い、そして許されざる過去に決着をつけるのか――物語はクライマックスへと突入します。
- 凍也が釈放され、復讐を開始
- 夏音が過去の殺人を告白
- あやめの身に不気味な嫌がらせ
- 裁判所の記憶が再び動き出す
- 3人の運命が交錯し物語は最終章へ
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