失踪人捜索班 第3話ネタバレ｜消えた10億資産家と恵子の秘密に迫る

ドラマ『失踪人捜索班 消えた真実』第3話では、「消えた資産家」というサブタイトルのもと、10億円の資産を持つ男性の突然の失踪事件が描かれます。

失踪人捜索班の城崎と笹塚は、資産家の周辺で浮かび上がるホステスとの関係や、親族との確執を調査する中で、恵子と先輩記者・深町が関わっていた“ある警備会社”の存在にたどり着きます。

物語は、資産家の失踪だけにとどまらず、深町の死と恵子の謎めいた行動をも巻き込みながら、加速度的に真相へと近づいていきます。

10億円資産家の失踪と浮かび上がるホステスの影

第3話では、莫大な資産を持つ資産家男性の突如失踪した事件を中心に物語が動き出します。

捜索班は、遺産相続や企業との契約を控えたこの失踪に違和感を抱き、関係者の証言と周辺情報から、ひとつずつ真相に迫っていきます。

その中で浮かび上がるのが、美貌のホステス・リラと資産家の不自然な関係です。

資産目当てか？美人ホステス・リラの証言と謎

資産家と親密な関係にあったとされるのが、ホステス・リラ（岡田結実）。

彼女は「最後に姿を見たのは1週間前」と証言しますが、曖昧な言葉の端々から不審な空気が漂います。

また、彼女の周囲で噂されていた“資産狙い”の疑いが捜査の焦点となり、リラが何かを隠している可能性も浮上します。

彼女の証言と、関係者の行動が矛盾していることから、城崎たちは裏取りを急ぐことになります。

親族間トラブルと資産継承の複雑な背景

さらに調査を進めると、資産家には子どもたちとの間に長年解消されない確執があったことが判明。

資産の相続問題をめぐって対立していた背景や、信託財産を巡る契約の存在などが、新たな動機として浮かび上がります。

家族内での利害の衝突、そして資産を狙う外部の人物という複数の“敵”の存在が、事件の真相をより深く複雑にしています。

この構図は単なる誘拐か失踪かという線を越え、利権と感情が入り混じる人間ドラマへと広がっていくのです。

深町の死に関する新証言と恵子の動向

失踪事件の裏で進行するもうひとつの軸――それが、深町克英の死をめぐる真相です。

捜索班の調査中、事件当日の重要な証言を持つ人物が現れ、捜査は新たな局面へと進み始めます。

さらに、深町と接触していたとされる恵子の動向が浮かび上がり、失踪と殺人の2つの事件が交錯し始めます。

唯の告白が捜査を一変させる

新たなキーパーソンとして登場するのが、キャバクラ勤務の女性・唯（森日菜美）。

彼女は「深町が亡くなった現場を目撃した」と証言し、その情報提供を条件に笹塚に接触します。

唯の供述によって、これまで“事故”や“自殺”と見なされていた深町の死に、他殺の可能性が浮上。

しかも彼女は、深町が事件前に「ある警備会社」について調べていたと話し、そこに恵子の関与があったことをほのめかします。

警備会社に潜む“秘密”と恵子の目的

恵子は、かつて深町とともに「オリンポス警備保障」という民間警備会社の不正疑惑を調査していた形跡が浮かび上がります。

この会社は、資産家や政治関係者とつながるセキュリティ企業であり、失踪事件や資産移動とも関係が深い可能性が出てきます。

なぜ恵子は深町と行動を共にしていたのか、なぜその事実を隠しているのか。

深町の死は恵子の“消えた理由”と何らかの形でつながっていると、城崎は確信し始めます。

新たな依頼：元県議・日野の行方を追え

10億円資産家の失踪捜査が進行する中、城崎たち捜索班にはもう一つの新たな依頼が舞い込みます。

依頼主は、衆議院副大臣第一秘書・羽鳥文夫（光石研）。その内容は、かつての恩人である元県議会議員・日野明（笹野高史）の行方を探してほしいというものでした。

城崎は表向きは“個人的な捜索”とされるこの依頼に、背後にある何かを直感します。

羽鳥秘書の執念と“失踪に込められた想い”

羽鳥は、自身の政治家人生の出発点に日野の支援があったと語り、「日野を恩返しの意味で探したい」と説明します。

しかし、捜査が進むにつれ、羽鳥の言動にはどこか不自然な点が増えていきます。

日野の失踪には、単なる高齢者の家出以上の“意図”が隠されているようにも見えます。

羽鳥が本当に探しているのは“人”なのか、それとも“ある情報”なのか——その真意が次第に浮かび上がります。

日野と消えた資産家との不穏な接点

城崎と笹塚が調べを進める中で、失踪した資産家と元県議・日野の間に接点があったことが発覚。

ふたりは数年前、ある医療福祉関連プロジェクトを共同で進めていたとされ、そこに官民癒着や資金の流れが絡んでいた可能性が示唆されます。

この接点により、2つの失踪事件が独立したものではないという仮説が浮上。

捜索班は、事件の構図そのものが“つながっている”という新たな視点から調査を進めることになります。

チームの連携が事件の核心を突く

複雑に絡み合う2つの失踪事件――資産家と元県議。

それぞれの事件の背後に存在するのは、利権、情報、そして人間の感情です。

この難解な状況に挑むのが、城崎を中心とする捜索班のチーム。

彼らの地道な調査とチームワークが、複数の事件の接点を明らかにしていきます。

捜索班の地道な追跡と情報収集

間宮凛子（武田玲奈）や仲根（片桐仁）ら、捜索班のメンバーたちはそれぞれの持ち味を活かして調査を分担。

現地での聞き込み、関係者への接触、デジタル資料の解析など、プロフェッショナルな働きぶりを見せます。

ときに行き違いや誤解もありながら、全員が「人を見つけ出す」という共通の目標に向かって進みます。

この回では、“捜索チーム”という名のもう一つの主役に焦点が当たる構成となっています。

過去と現在の失踪事件が交差する構図

資産家と日野、そして深町と恵子。

それぞれの人物が過去に何らかの“点”でつながっていたことが明らかになり始め、過去の人間関係が現在の失踪に影響を及ぼしていることが浮き彫りに。

何が真実で、何が仕組まれた虚構なのか。

捜索班は「2つの事件は別々ではない」という仮説をもとに捜査を融合させ、ついに事件の“核心”に近づいていきます。

失踪人捜索班 第3話ネタバレまとめ

第3話「消えた資産家」では、10億円を持つ資産家の失踪を起点に、政治・経済・人間関係が複雑に絡み合ったサスペンスが展開されました。

さらに深町の死をめぐる新証言や、恵子の謎めいた過去が浮上し、物語は“失踪”の枠を超えた真相探しへとシフトしていきます。

捜索班が集めた断片がつながり始め、次回以降への期待と緊張感が高まる構成となりました。

資産家失踪の裏に渦巻く人間関係と利権

資産目当てのホステス、遺産をめぐる親族の争い、そして政治家たちとの不透明なつながり。

表面には出ない“裏の顔”が次々と明らかになり、事件の深層がじわじわと輪郭を現してきました。

失踪＝逃避、ではなく“消える理由”に焦点を当てた視点が、視聴者を惹きつけます。

恵子の過去と“深町殺害の真相”が見え始める

深町の死の真相を左右するのは、恵子が何を知っていたのか、そしてなぜ姿を消したのか。

唯の証言や警備会社の存在が、その鍵を少しずつ開き始めました。

恵子の動機と行動が明らかになる時、“失踪の本質”が問われる瞬間が訪れることでしょう。

次回、第4話ではさらに深く切り込まれることが期待されます。