薬屋のひとりごと 第40話ネタバレ｜猫猫が嗅ぎ取った後宮の“悪意”の正体とは？

アニメ『薬屋のひとりごと』第40話「巣食う悪意」では、妊娠中の玉葉妃の健康を守るため、猫猫の養父・羅門が後宮に招かれます。

しかし、羅門の行動が猫猫の記憶を刺激し、後宮に渦巻く“既視感のある違和感”を感じ取った猫猫は、過去と現在をつなぐ真相を探るべく動き出します。

同時に水晶宮では、堕胎薬にまつわるもうひとつの事件が進行しており、猫猫はその背後に潜む“本当の悪意”に迫っていきます。

猫猫が感じた違和感の正体とは？

第40話「巣食う悪意」では、玉葉妃の妊娠と逆子の疑いを受けて、猫猫の養父・羅門が後宮に招かれます。

久々の再会となった羅門ですが、彼のとった行動が猫猫の記憶に奇妙な“引っかかり”を残すことになります。

何かがおかしい——猫猫はその直感の裏にある“記憶の再演”を辿り始めます。

羅門の再訪で揺らぐ後宮の記憶

羅門は、後宮の医局に到着するや否や、現在の環境の問題点を把握し、女官たちの手習い用に薬の手本を作成します。

それを手習い所へ届けた際、老宦官のひと言が、猫猫の記憶を揺さぶります。

「羅門が以前にも、同じようなことをしていた」——この一言に、猫猫はかすかに感じていた違和感が確信へと変わる気配を感じ取るのです。

老宦官の証言が明かす“過去の繰り返し”

羅門はかつて後宮から追放された過去を持ちます。

そのときにも、彼は同様の“改革的な行動”を取っていたことが明らかになります。

猫猫は、この出来事に既視感を抱きながら、“誰かが同じ構図を再現しようとしているのではないか”という疑念を抱きます。

記憶の奥底に眠っていた感覚が蘇る中、猫猫は“この後宮で、また何かが起ころうとしている”ことに気づき始めるのです。

手習い所と羅門の意図された行動

羅門が後宮に招かれた理由は玉葉妃の逆子に対する処置でしたが、彼の行動はそれにとどまりません。

女官たちへの薬学教育を目的とした「手習い用の手本」作成など、後宮全体の意識改革を狙うような動きを見せます。

それは猫猫にとって、単なる親切心では済まされない“意図”の存在を感じさせるものでした。

問題点を可視化する“薬師の手本”

羅門が提出した薬の手本は、女官たちが日常的に扱う薬品の種類や効能を簡易に学べる教材でした。

一見すると教育的かつ実務的な手本ですが、猫猫はそれが“何かを知らせる意図”を持っていると感じ取ります。

特に、羅門が“あえて触れていない薬剤”の存在に気づいた猫猫は、この教材が“問題を炙り出す装置”であると理解し始めます。

若い女官たちに託された後宮の未来

羅門は、これからの後宮を支えるのは若い女官たちであることを見越して、知識を与えることの重要性を強く意識しているように描かれます。

猫猫もその狙いには同意しつつも、“なぜ今また羅門がそれを行っているのか”というタイミングに疑念を抱きます。

一方、女官たちは教材に対して理解を深め、後宮という閉ざされた世界に“学び”の光が差し込み始めることとなるのです。

猫猫が訪ねた“とある人物”とは

羅門の行動と老宦官の言葉によって過去と現在が重なり始めた猫猫は、後宮に漂う違和感の正体を突き止めるべく、独自に行動を開始します。

手がかりを求めた先で彼女が訪ねたのは、後宮内でも特に情報を握っていそうなある人物でした。

静かに進む“もうひとつの事件”との繋がりも見え始め、猫猫の探偵的な勘が冴え渡ります。

記憶の隙間にあった真実を求めて

猫猫が会いに行ったのは、かつて羅門の動きを最も近くで見ていた老宦官。

彼の証言によって、羅門が過去に後宮の構造的問題を炙り出し、結果的に排斥されたことが判明します。

猫猫は“再び同じ歴史が繰り返されようとしている”ことに気づき、羅門を利用しようとしている何者かの存在を意識するようになります。

違和感の裏に潜む陰謀の存在

さらに、猫猫が調査を進める中で、水晶宮での不審な出来事が“偶然”ではない可能性が強まります。

咳をして倒れていた下女、堕胎剤の存在、そして侍女頭・杏の不穏な言動。

猫猫は「玉葉妃を狙っていたのは杏ではない」と推理し、背後にもっと大きな意図を持った存在が潜んでいると見立てます。

その瞬間、羅門の再登場すらも何者かの筋書きの一部ではないかという、新たな疑念が生まれるのです。

薬屋のひとりごと 第40話ネタバレまとめ

第40話「巣食う悪意」は、玉葉妃の妊娠という祝福の裏に隠れた、後宮の不穏な気配と羅門の再訪によって、物語が大きく動き出す転換点となりました。

猫猫の直感と探究心が導いた真実の断片は、後宮に巣食う“組織的な悪意”の存在を浮かび上がらせ、次回への布石を強く印象づけます。

過去と現在が交差する中で、猫猫自身の“覚悟”も問われていく展開となっていきそうです。

後宮に潜む“悪意”と羅門の狙い

羅門の行動は単なる親心や医師としての責任を超え、後宮の根幹にある問題を揺さぶるものでした。

女官教育という建前の裏にある“暴き”の意図。

猫猫が感じ取った違和感は、後宮の“何か”を崩す前兆でもあります。

猫猫の違和感が導く次なる展開に注目

堕胎剤を巡る事件、水晶宮の病、そして杏の動機。

それら全てが玉葉妃への直接的な脅威ではないことに気づいた猫猫は、より大きな陰謀の存在を確信します。

次回以降、彼女の観察と推理がどこまで真相に迫れるかが、視聴者の関心を集めることになるでしょう。