『GUILTY GEAR STRIVE: DUAL RULERS』第3話の見どころ 終戦記念祭に響く銃声――ユニカの正体と過去が動き出す！

2025年4月19日放送の第3話「羽根の生えた天使さま -A Soaring Angel-」では、謎の少女ユニカの新たな動きと、シン＝キスクたちの壮絶な戦いが描かれました。

舞台はアメリカ・ワシントンで開催される終戦記念祭。そこへユニカが姿を現し、混乱と戦闘が巻き起こります。

同時に進行するラムレザル＆エルフェルト姉妹によるイリュリア城の捜査、シンとユニカの過去の記憶も明かされ、物語が大きく動き出す重要なエピソードとなっています。

ユニカが終戦記念祭を襲撃！激戦の幕開け

シン、ブリジット、梅喧が迎え撃つ激闘シーン

第3話では、ワシントンで開催される終戦記念祭の会場に、ユニカが突如として襲撃を仕掛けます。

その場には偶然居合わせていたシン＝キスク、ブリジット、梅喧の3人が即座に対応。

各キャラクターのバトルスタイルが炸裂する迫力の戦闘描写が展開され、まさに“ギルティギアらしさ”が全開のパートとなっています。

会場を揺るがすユニカの目的とは？

ユニカの行動には明確な意図があり、ただの破壊衝動ではなく、“ギアへの憎しみ”を原動力とした復讐のような側面が見え隠れします。

彼女がなぜ終戦記念祭を狙ったのか、そしてなぜこのタイミングで現れたのか。

その行動の裏には、まだ語られていない過去の事件や、ギア技術をめぐる真相が関係している可能性が高いと考えられます。

視聴者にとっても、“戦う理由”が重層的に絡み合う本作の世界観を感じられる重要なシーンとなりました。

シンとユニカ、それぞれの過去が交錯する

ギアの宿命を背負うシンの葛藤

戦いの中で、シン＝キスクの心には、自身のルーツと向き合う記憶がよみがえります。

人とギアのハーフである彼は、父カイ＝キスクと母ディズィーの間に生まれ、“平和の象徴”としての役割と、自分自身の存在意義の板挟みに苦しみながら育ってきました。

ユニカのギアに対する攻撃的な姿勢は、シン自身のアイデンティティを揺さぶり、彼の中に怒りと戸惑いが混在する複雑な感情を生み出します。

ユニカの中にある“怒り”の根源とは

一方、ユニカの回想シーンでは、彼女が過去にギアによって大切な何かを奪われたことが示唆されます。

彼女がギアを憎むのは、個人的な復讐心に基づいている可能性が高く、その背景には未だ明かされていない深い物語が潜んでいます。

戦場でぶつかり合う二人は、ただの敵味方ではなく、それぞれの過去と悲しみを抱えた“鏡”のような存在として描かれており、物語に重厚な人間ドラマを加えています。

ヴァレンタイン姉妹の捜査が核心に迫る

イリュリア城で進む裏側の捜査

終戦記念祭の混乱と並行して描かれるのが、ラムレザル＆エルフェルト＝ヴァレンタイン姉妹によるイリュリア城での捜査パートです。

2人は城内で発生した不審な事件の真相を探るべく、情報の洗い出しと証拠集めに奔走しています。

戦闘シーンとは一線を画した静かなサスペンス的描写が続く中、確実に裏で何かが動いていることが示されます。

イリュリアの政治構造や、ネルヴィルとの関連性も含めて、大きな陰謀の気配が徐々に輪郭を持ち始めているのです。

ラムレザル＆エルフェルトの姉妹バランスが光る

このパートで注目すべきは、姉妹の対照的なキャラクター性と、それがうまく噛み合って進展を生む様子です。

理知的で落ち着いた雰囲気を持つラムレザルと、感情豊かで行動的なエルフェルト。

互いの違いを補い合いながら捜査を進めていく姿には、“姉妹バディ”としての魅力がしっかりと描かれています。

一見サブプロットのようでいて、この捜査線がメインの戦いとどこで交差するかが、今後の鍵を握ると感じさせられる構成です。

物語の世界観がさらに深まる第3話の注目要素

ギアと人間の関係、ネルヴィルの存在

第3話では、物語の核心に近づくキーワードとして、“ギアと人間の共存”というテーマが強く浮かび上がってきます。

シン＝キスクのように両者の間に立つ存在がいれば、ユニカやネルヴィルのようにギアを排除しようとする勢力も存在します。

この構造が単純な勧善懲悪ではないことで、視聴者に複雑で多面的な世界観を提示しており、本作の深みを生み出す重要な要素となっています。

戦いの裏で動く“もう一つの陰”

終戦記念祭の混乱の裏側で、明確に見え始めた“別の計画”の存在も印象的でした。

ネルヴィルが表立って活動をしている一方で、より大きな力が水面下で動いている可能性が示唆されており、今後の展開に一層の緊張感を与えます。

こうした“表と裏の動き”が同時に描かれることで、世界全体の仕組みや支配構造が少しずつ明かされ、ファンが求めていたギルティギア特有の壮大なドラマ性が展開し始めていることを強く感じさせる回でした。

GUILTY GEAR STRIVE: DUAL RULERS 第3話のまとめ

戦闘と記憶が絡み合う、怒涛の転換点

第3話「羽根の生えた天使さま -A Soaring Angel-」は、アクション、ドラマ、陰謀、すべてが同時進行する密度の高いエピソードでした。

ユニカによる終戦記念祭の襲撃を中心に、各キャラクターの立ち位置や過去が明らかになり、ただの戦闘では終わらない“意味のある衝突”が描かれました。

視聴者はバトルの迫力と同時に、キャラたちの心情の変化にも引き込まれたことでしょう。

次回、ユニカの正体と世界の歪みに迫る

終戦記念祭という“平和の象徴”を揺るがす事件は、本作の世界がいまだ不安定であることを如実に物語っていました。

シンとユニカの関係、ネルヴィルの狙い、ヴァレンタイン姉妹の捜査と、すべての線が少しずつ一つの核心に近づいています。

第3話は、物語の“導火線”に火が灯ったことを実感させる回であり、次回以降の急展開にも期待が高まります。