『LAZARUS ラザロ』第5話「PRETTY VACANT」では、ラザロチームがいよいよスキナーへの反撃を仕掛ける重要な展開を迎えます。
デルタ製薬社長アーメッドの情報をもとに、スキナーを罠にかけるための偽発表会を開催しますが、現れたのはスキナーではなく、最強のハッカー・リンでした。
チームの作戦と世界の命運をかけた攻防、そして新たなキーパーソン登場によって、物語はさらに加速していきます。
- ラザロチームが仕掛けたスキナーへの罠の全貌
- 最強のハッカー・リンの登場と情報戦の幕開け
- ハプナを巡る陰謀とスキナー陣営の思想背景
ラザロチーム、デルタ製薬アーメッドを追跡
第5話「PRETTY VACANT」は、ラザロチームがデルタ製薬の社長アーメッドの屋敷に潜入する場面から始まります。
目的は、アーメッドが“ハプナ”の開発者であり、現在は世界の敵とされるスキナーと接触しているかどうかを探るためです。
屋敷の内部には厳重なセキュリティが張り巡らされていたものの、チームはそのすべてを突破。
アーメッドの端末から、スキナーに向けた通信ログを発見しますが――
スキナーとの接点は一方的?揺れる疑惑
ログの中身を解析した結果、アーメッドはスキナーにデータを一方的に送信していただけであり、直接的な接触や共謀の証拠は出てきませんでした。
つまりアーメッドは“使われただけ”で、実際にスキナーの意図を把握していたわけではない。
この結果により、ラザロチームは作戦の軌道修正を余儀なくされます。
アーメッド邸潜入作戦の全貌
今回の潜入作戦では、クリスティンとリーランドが前線に立ち、バックアップにハーシュとアベルが配置されました。
アクションシーンとハッキングが同時に展開する構成は、シリーズ屈指のテンポと緊張感。
結果的には“空振り”ともいえる結果でしたが、スキナーの行動パターンを把握する大きなヒントを得ることになったのです。
「特効薬完成」の偽情報でスキナーを誘き出せ
アーメッドとの直接的な接点がなかったことを受け、ラザロチームはスキナーを“こちらからおびき出す”作戦に打って出ます。
その内容は、「ハプナの副作用を打ち消す特効薬が完成した」と全世界に向けて偽情報を流し、スキナーが確認に現れるよう誘導するというもの。
これは非常に危険な賭けでありながら、チームの意思は一致していました。
発表会という名の作戦会議
偽の発表会は、製薬関係者、政府関係者を招いて行われるリアルイベント。
見た目は完全に“新薬発表”の場であり、情報収集と監視システムも完備されたトラップ会場でもありました。
スキナーが直接現れた場合は即拘束、もしくは尾行して拠点を特定する狙いでした。
計画は緊張の中で始まりましたが――
現れたのはスキナーではなくハッカー・リン
登場したのはスキナー本人ではなく、最強のハッカー・リンと名乗る女性。
彼女は表情ひとつ変えずに、チームの監視網をかいくぐって会場に現れます。
「スキナーからメッセージを預かってきた」と語る彼女は、ラザロの作戦の意図もすべて把握しているようでした。
この瞬間、チームは「情報戦」の新たなフェーズに突入したことを悟ります。
ハプナを巡る陰謀とスキナーの不在
スキナー本人が現れなかったことで、作戦は一部失敗に終わったかのように見えました。
しかし、リンの出現と彼女がもたらした情報は、“ハプナ”に隠された新たな陰謀を浮き彫りにします。
ラザロの仲間たちは、特効薬完成の情報がどこまで敵に伝わったかを精査しながら、次の手を考え始めました。
薬に隠された“3年後の死”の真相
ハプナとは、「あらゆる病を治す奇跡の薬」として全世界に拡散された医薬品。
しかしその実態は、服用から3年後に死亡するという遅効性の毒でした。
第5話では、そのメカニズムの一端と、スキナーがそれをどう利用しようとしているのかが改めて示されます。
リンの語る「選ばれた人類だけが生き残る」という思想が、物語の不穏さを一層強調します。
ラザロチームの焦燥と次なる一手
チームメンバーは、スキナーの予測不能な動きと、予告なしに現れる刺客に強い焦りを覚えます。
作戦は失敗ではなかったが、スキナーの“不在”そのものが逆にチームの脅威となっていく。
特にハーシュとリーランドは、情報漏洩の可能性を疑い、内部に裏切り者がいるのではないかという緊張感が高まり始めます。
リンの登場とサイバー戦の幕開け
スキナーに代わって登場したリンという存在は、単なる“伝令役”ではありませんでした。
彼女はラザロの警戒網を一切かいくぐり、情報操作・潜入・暗号解読などに精通した最強のハッカーとして描かれます。
その出現は、物理戦からデータ戦へのシフトを予感させる重要な転換点でした。
スキナーの片腕か、独立した存在か?
リンは「スキナーに使われているのではない、自分の意志で協力している」と語ります。
その言葉からも、彼女がただの命令実行者ではなく、思想と目的を持った“同志”であることがわかります。
彼女の行動から、スキナー陣営の背後にある“選別主義”や“人類再設計”という思想がにじみ出てきました。
ラザロの情報網に亀裂が生じる瞬間
リンの介入により、ラザロのネットワークが一時的にダウン。
バックドアを通じて盗まれたデータは、どこに拡散されているかも不明で、チームの中枢に深刻な打撃を与えました。
「戦いはもうフィールド上じゃない。あなたたちの思考の中にも侵入できる」――リンのこの言葉が、情報戦の恐怖を象徴しています。
次回以降、ラザロはサイバー面でも対策を迫られることになります。
ラザロ第5話ネタバレまとめ|策略と登場人物の交錯が加速
第5話「PRETTY VACANT」は、ラザロチームがスキナーに反撃を仕掛けるターニングポイントとなる回でした。
デルタ製薬のアーメッドを通じた調査、偽の発表会による罠、そしてスキナーではなく最強のハッカー・リンの登場と、展開は次々と緊張感を増していきます。
“ハプナ”の真相とそれに関わる思想的戦争は、単なるスパイアクションに留まらない深みを物語にもたらしています。
スキナー包囲網が狭まるも、思わぬ展開へ
作戦は半分成功、半分失敗という形に終わりましたが、ラザロチームは確実に一歩前進しました。
ただし、スキナー陣営が“情報戦”において圧倒的に優位であることも示されました。
敵の正体が見えないまま、仲間を信じられるかどうかという内部崩壊の危機も含めて、チームは次なる決断を迫られています。
次回、ついにスキナーとの接触なるか?
スキナー本人は未だ姿を現しておらず、第6話では直接対決の兆しが見えてくるかもしれません。
リンの残したメッセージが何を意味するのか、そして“選ばれる人類”という思想の真の意味とは何なのか――。
『ラザロ』は、いよいよその核心に向けて大きく動き出しています。
- ラザロはアーメッドを通じてスキナーに迫ろうとする
- 「特効薬完成」の偽情報でスキナーを誘き出す作戦が始動
- 現れたのはスキナーではなく最強のハッカー・リン
- 情報戦の幕が開き、ラザロ内部にも緊張が走る
- スキナーの思想と目的が徐々に明らかに
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