ラザロ 第9話ネタバレ｜双竜の正体とラザロ崩壊の兆し

アニメ『ラザロ』第9話「DEATH ON TWO LEGS」では、組織の存続を揺るがす査問委員会と、幻の殺し屋・双竜の登場が物語を大きく動かします。

NSA長官アベルが出席する査問の場で、ラザロの存在意義が厳しく問われ、シュナイダーはその裏に隠された真実へと迫ります。

そして、双竜と呼ばれる非人間的な殺し屋がついに現れ、その圧倒的な力を見せつける中、物語は新たな局面へ。第9話の衝撃展開を詳しく解説します。

ラザロの存続を問う査問委員会とアベルの苦境

『ラザロ』第9話では、NSA長官でありラザロの創設者でもあるアベルが、組織の存続を賭けて査問委員会に出席する場面から始まります。

超国家的な武装組織として行動してきたラザロが、ついに公的な場で正当性を問われるという緊張感あふれる展開に突入します。

アベルの言動ひとつで、ラザロという組織の未来が決まってしまうというプレッシャーが、視聴者にもひしひしと伝わってきました。

アベルが背負う責任と、委員たちの問いかけ

査問委員会では、「ラザロは国益を逸脱しているのではないか」「民間人への被害は容認できるのか」といった、核心を突く問いが次々と投げかけられます。

アベルはラザロが生み出した戦果を語りつつ、「世界のバランスを保つ存在」としての正当性を必死に主張します。

だが、委員たちはその論理に納得せず、アベルの政治的立場は揺らぎ始めます。

NSAとしての立場とラザロの矛盾

アベルの立場はNSA長官としての責務と、“非公開の武装組織ラザロ”という矛盾した存在を維持する板挟みにあります。

安全保障の名のもとに行われてきた数々の作戦は、果たして倫理的に正しかったのか。

アベルの葛藤が、これまでにないほど強く表に出た回だったと感じました。

シュナイダーが気づいたラザロの“本当の目的”

同じ頃、陸軍情報部のシュナイダーが動き出します。

査問委員会でのやりとりを聞きながら、ラザロが表向き語られてきた目的とは別の“真の狙い”があるのではと直感します。

この気づきが、第9話の緊迫感をさらに高めていくことになります。

情報部の視点から見えた矛盾

シュナイダーは軍人としての直感で、“国家の安全保障”という言葉の裏に隠された企みを探ろうとします。

ラザロの戦果と行動履歴を独自に洗い直し、彼らが一貫して特定の技術や人物を保護・排除していることに気づき始めます。

そこにあるのは平和の維持ではなく、“選別と統制”の意志でした。

接触を試みた幻の殺し屋「双竜」への手がかり

その疑念を確かめるため、シュナイダーは都市伝説的存在である「双竜」に接触を試みます。

双竜の存在が、ラザロの裏側を暴く鍵になると踏んだのです。

接点は薄いながらも、彼はやがてその代理人・HQへと辿り着くことになります。

代理人HQと交わされた異常な取引

HQは冷静かつ非情な交渉人であり、双竜に依頼するためには常識外れの報酬を支払う必要があると告げます。

シュナイダーはそれでも構わないと返し、双竜の力を見せるための“実地試験”が始まることになります。

この瞬間、ラザロの存在をも脅かす“怪物”が放たれたのです。

報酬の条件と双竜の実力を示す依頼

HQは報酬に金ではなく、国家機密にアクセスできる情報コードを求めます。

この時点で、双竜が単なる殺し屋ではないことがうかがえます。

試練として設定されたのは、武装した特殊部隊との正面戦闘でした。

特殊部隊との戦闘と能力の片鱗

双竜が現れた瞬間、空気が変わるのが分かりました。

無音で、無表情で、淡々と標的を殲滅していく姿。

その姿はまさに、“感情を持たない死”そのものでした。

殺戮機械・双竜の正体とその意味

双竜は、記録に一切残らず、証言も曖昧な“影”の存在として各国の諜報機関に恐れられています。

第9話ではその姿がついに明かされ、人間らしさを一切持たない“殺戮マシン”として描かれました。

ここに至り、物語は“対テロ戦争”から“存在論”へと軸を移していきます。

人間性を持たぬ存在としての恐怖

双竜の攻撃には迷いも怒りもなく、ただ“結果”だけが存在していました。

それは、人間の感情や正義感とは全く別の次元で動く存在ということを示しています。

もしもラザロが彼を制御しようとしていたなら、そのリスクは計り知れません。

都市伝説の中の存在が現実に

双竜は本来“存在しないはずの存在”でした。

だが、その“非実在”がいま、現実を壊し始めている。

これはまさに、ラザロが自らの手で呼び寄せた破滅の兆しとも言えるのです。

アクション監修と演出が描く“死の二本脚”

「DEATH ON TWO LEGS」というタイトルにふさわしく、今回の双竜のアクションシーンは圧巻でした。

ジョン・ウィックのアクション監督・チャド・スタエルスキが手がける演出が、これまでにない“戦慄”を画面に刻み込みます。

ただの格闘ではない、“絶望”の映像化とも言えるシーンが続出しました。

ジョン・ウィック流の格闘演出

ナイフ、拳銃、体術――

あらゆる殺人技術を完璧にこなす双竜の動きは、緻密かつ美しい。

その美しさが、逆に“冷たさ”として突き刺さってきます。

双竜の戦闘から読み取れる伏線

細かい動きの中に、“プログラムされた行動”のような規則性が見て取れました。

これは、双竜が人間ではなく、AIや強化兵士である可能性を示唆しています。

果たして、彼は誰によって作られ、何のために動いているのか。

『ラザロ』第9話ネタバレまとめと今後の展開

第9話「DEATH ON TWO LEGS」は、物語が大きくうねり出す転換点となりました。

査問委員会でのアベルの立場の揺らぎ、シュナイダーの疑念、そして双竜の登場。

これらすべてが、ラザロという組織の崩壊と再定義の始まりを告げています。

次回以降、アベルとシュナイダーがどのような選択をするのか。

そして、双竜という“死の象徴”が何を破壊し、何を残すのか。

『ラザロ』はついに、物語の“本題”に踏み込んできました。

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『#LAZARUS ラザロ』放送まであと5⃣時間
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第9話「DEATH ON TWO LEGS」
本日夜11時45分〜テレ東系にて放送開始！
夜12時15分〜各配信プラットフォームにて順次配信

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— アニメ『LAZARUS ラザロ』Official (@lazarus_jp) June 1, 2025