『鬼人幻燈抄』第7話ネタバレ|“九段坂の浮世絵”に潜む呪いと甚夜の宿命

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『鬼人幻燈抄』第7話「九段坂呪い宵」では、江戸・嘉永六年を舞台に、災いを呼ぶと噂の“九段坂の浮世絵”をめぐる不気味な事件が描かれます。

巫女「いつきひめ」を守る護衛・甚夜のもとに持ち込まれた2枚の鬼の絵を発端に、不可解な変死や鬼の呪い、そして人と鬼の因縁が浮かび上がっていきます。

時代を超えて続く鬼人の運命が再び動き出す中、甚夜は絵の謎と己の宿命に対峙することになります。

この記事を読むとわかること

  • “九段坂の浮世絵”がもたらす呪いの真相
  • 甚夜・白夜・鈴音の運命の交錯と背景
  • 鬼と人の狭間で揺れる葛藤と次回への伏線

“九段坂の浮世絵”が招く災厄の始まり

嘉永六年(1853年)の江戸を舞台に、“九段坂の浮世絵”という不気味な絵画をめぐる怪異が幕を開けます。

その絵には鬼の姿が描かれており、「見る者に災いをもたらす」と噂されていました。

絵にまつわる連続した異変が、物語全体を暗く重く染めていきます

重蔵の依頼と善二の飛び込み

護衛役の甚夜のもとに、謎多き男・重蔵が浮世絵の調査を依頼してきます。

ところが直後、町人の善二も「同じ絵を手に入れた」として、慌てた様子で蕎麦屋に駆け込んできました

なんと彼の知人もまた、浮世絵を手にした数日後に不可解な死を遂げていたのです。

二枚の絵に込められた呪いとは

甚夜の前に集まった“二枚の呪われた浮世絵”

いずれも共通して鬼が描かれ、その眼は絵を見る者を射抜くような禍々しさを放っていました。

「この絵を持つ者は死ぬ」――それは単なる都市伝説ではなく、実際に命を奪っていく現実となって甚夜の目の前に現れます。

ここから彼は、鬼と人間の狭間に潜む闇の正体を追い始めることになるのです。

絵の持ち主に次々と降りかかる死

“九段坂の浮世絵”の持ち主たちに、次々と謎の死が襲いかかる現象が起き始めます。

町人、商人、武士――階層や背景を問わず、絵に関わった者すべてが死に至っていく様子は、もはや偶然では済まされない恐怖に満ちていました。

この異常事態を受け、甚夜は呪いの正体に踏み込んでいく決意を固めます。

変死の連鎖と鬼の影

絵の所持者たちは、心臓発作・転落死・焼死など、明らかに偶然とは思えぬ形で命を落としていきます

証言によれば、「誰もいない部屋で鬼の影を見た」「背後から視線を感じた」など、視覚・聴覚に訴える異常体験が共通して語られているのです。

浮世絵に封じ込められた“何か”が、持ち主の命を喰らっている――そう考えずにはいられません。

浮世絵に描かれた“存在”の正体

甚夜は絵を詳細に調査し、背景に描かれた九段坂が“実在する心霊地”として知られていたことに気づきます。

そこはかつて、多くの人柱が埋められたという伝承が残る場所であり、鬼とは、“怨念そのもの”の姿である可能性が浮かび上がります。

この気づきが、呪いの発生源へと甚夜を導いていく大きな手がかりとなるのです。

甚夜・白夜・鈴音、交錯する運命

“九段坂の浮世絵”の調査が進むなかで、甚夜・白夜・鈴音の三人の運命が重なり合っていきます

それぞれが異なる立場でありながら、“鬼”という存在をめぐって深く関わり、宿命的な縁で結ばれていることが徐々に明らかになっていきます。

この回では、彼らの心の動きや決意が静かに、そして確かに交錯していきます。

“巫女を守る者”としての覚悟

甚夜は、白夜を守る護衛として日々命を張る生活を送っています。

鬼の呪いに巻き込まれながらも、刀を握る理由は「誰かを守る」ためだと、彼自身が再認識していく場面が印象的です。

白夜もまた「いつきひめ」としての責務に向き合い、鬼の存在と正面から向き合う覚悟を見せます。

兄を見送る鈴音の想い

鈴音は、鬼の脅威に立ち向かう兄・甚夜を送り出すたびに、「無事に帰ってきてほしい」と願いながら笑顔をつくります

その表情には、恐怖と誇りが交錯する妹の複雑な感情が繊細に表現されています。

兄妹の絆が強く描かれるこの描写は、物語に人間的な温度を与える重要なパートとなっています。

鬼と人の境界で揺れる甚夜の葛藤

“九段坂の浮世絵”をめぐる怪異に深く巻き込まれた甚夜は、鬼と人の狭間で揺れ動く自身の立場と向き合うことになります。

鬼とは何か、人とは何か――そして、その間に生きる自分はどちらに属しているのかという疑問が、彼の中に浮かび上がってくるのです。

この回では、単なる“護衛役”を超えた甚夜の人間性が丁寧に描かれていきます。

刀を振るう意味と選ばれし者の運命

甚夜は鬼と戦う者として、その命を削るような日々を送っています。

しかし、自分の命を懸ける覚悟は「誰かの願い」を背負っているからこそ成り立つ――そう語る彼の言葉には、強い意志と深い優しさが込められています。

それでも、「なぜ自分だけがこの運命を背負うのか?」という苦悩が時折その瞳を曇らせるのです。

江戸から平成へ――壮大な時代の継承

物語は今後、江戸という時代を超えて、平成へと時代をまたいだ「鬼人」の記憶と旅路へと進んでいく布石がすでに敷かれています。

甚夜の存在は、“鬼に挑む者”としての象徴であり、歴史とともに語り継がれる存在になろうとしているのです。

鬼と人のあいだに立つ彼の選択が、今後の物語を大きく動かしていくことになるでしょう。

鬼人幻燈抄 第7話ネタバレまとめ

第7話「九段坂呪い宵」では、“九段坂の浮世絵”をめぐる怪異と、それに翻弄される人々の姿が丁寧に描かれました。

絵の持ち主に次々と降りかかる死、鬼の影、そして甚夜・白夜・鈴音の運命が交錯し、物語は新たな局面へと突入します。

ただのホラーストーリーではなく、時代を超えて繋がる人と鬼の因縁が濃密に紡がれていく様子が印象的でした。

鬼の絵が導く災いと、抗えぬ運命の序章

“呪いの絵”というミステリー要素に加えて、人の想い・宿命・生と死の境界といった哲学的テーマが随所に散りばめられており、視聴者に深い余韻を残します。

そしてその全てが、鬼人という存在の謎と物語全体の核心へと繋がっていくのです。

次回、さらに深まる鬼人の真実に注目

第7話は、鬼と人の境界で揺れる甚夜の葛藤を通じて、視聴者に「人間とは何か」を問いかける重要な回となりました。

次回、どのような鬼との対峙が待ち受けているのか。

時代と命を超える鬼人の物語は、いよいよ核心へと近づいていきます

この記事のまとめ

  • 九段坂の浮世絵を巡る怪異が発端
  • 絵の持ち主たちが次々と謎の死を遂げる
  • 甚夜、白夜、鈴音の運命が交錯する
  • 鬼と人の狭間で揺れる甚夜の葛藤
  • 物語は江戸から時代を超えた展開へ
  • 鬼人の記憶が動き出す重要な転機の回

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