パラレル夫婦 第7話ネタバレ｜“元カノ”の出現と揺らぐ夫婦、ミックスに忍び寄る異変

第7話では、物語が大きく恋愛とサスペンスの融合へと舵を切ります。

幹太の元恋人・水沢花子の登場が、なつめの心を大きく揺らし、さらに奇跡の現象“ミックス”にも異変が生じ始める展開が描かれます。

事件の真相が明らかになった今、注目は“再会の奇跡”の行方と、すれ違い始めた“夫婦”の関係へと移っていきます。

水沢花子の登場がもたらした波紋

第7話では、幹太の元恋人・水沢花子の登場が物語を大きく動かします。

華やかで自信に満ちた彼女の姿に、なつめは自分の中にある感情の揺らぎを自覚するようになります。

一方、ミックスによって再会を重ねてきた幹太との関係も、目に見えない不協和音が漂い始めていました。

幹太と花子の親密な過去と再会

花子は幹太を「カンちゃん」と呼び、親しげに故人を偲ぶ場面で初登場します。

その様子は、なつめにとってまるで幹太の“もう一つの人生”を目の当たりにするような衝撃でした。

美しく気品に満ちた花子の存在は、なつめの心に見えない火種を落とします。

なつめの中に芽生える嫉妬と不安

幹太と花子の過去に対する嫉妬心や“取られるかもしれない”という不安が、なつめの表情に浮かびます。

花子のひと言ひと言が、なつめの心を揺さぶり、2人の間に漂う空気さえ変わってしまうのです。

感情をうまくコントロールできないなつめの葛藤が、視聴者の共感を呼びました。

幹太の元に現れた花子の“本音”

花子はただの“懐かしい存在”ではありませんでした。

幹太の元にも現れ、積極的な言動を見せることで、再会を重ねてきた幹太となつめの間に波紋を広げます。

この回では、それぞれの“想い”が交錯する場面が印象的に描かれました。

幹太の手を握る花子と莉子の疑念

幹太に向かって「私にできることがあったら、なんでもする」と語り、花子は彼の手を握る場面が登場します。

その姿を偶然目撃した莉子は、2人の関係に明らかな“気配”を感じ、なつめに警鐘を鳴らすような視線を向けます。

恋愛だけでなく、友情や他者との関係性も繊細に揺れる描写が、今話の魅力でした。

なつめの胸を刺す「好きなんでしょ？」の問い

幹太から「花子が家に線香をあげに来た」と聞いたなつめは、抑えきれない気持ちを口にします。

「好きなんでしょ？」という一言には、自分の“立ち位置”を失うかもしれないという恐れがにじんでいました。

なつめの不安と、幹太の気持ちが交錯するこの場面は、シリーズ中でも屈指の名シーンとなっています。

ミックスに生じる異変と未来への影

“1日3分だけ死んだ夫婦が会える”という奇跡の現象・ミックス。

しかし第7話では、そのミックスに不可解な変化が現れ始めます。

物理現象としての異常と、感情の揺れが同時に起こることで、物語はより切実な方向へと進みます。

トースターからの煙と“壊れゆく奇跡”

ある日、なつめはミックスのきっかけとなるトースターから煙が上がっていることに気づきます。

それはまるで、これまで安定していた“奇跡”が崩れ始めているかのようなサイン。

この描写は、視聴者にも「もうすぐ幹太に会えなくなるのでは？」という不安を直接投げかけてきます。

田村が立ち会ったミックスでの違和感

なつめはミックスの異変を共有すべく、田村を現場に招きます。

幹太と再会した田村は一瞬の感動を見せるものの、“何かがおかしい”という感覚を覚えます。

その違和感は、ミックスが単なる現象ではなく、感情や状況に影響されている可能性を暗示しているのです。

奇跡は永遠ではない——この回では、そのテーマが色濃く示されました。

なつめの心が揺れる理由と覚悟

花子の存在、ミックスの異変、そして幹太への複雑な想い。

なつめの心は多方向から引き裂かれるような状況に置かれます。

その中で、彼女が下した“ある決意”が、今後の物語に深く影響していく予感を漂わせました。

再会が消えるかもしれない恐怖

ミックスの不安定さが増す中、なつめは「幹太に二度と会えなくなるかもしれない」という現実に直面します。

再会が叶うことに甘えていたわけではないものの、失うことへの恐怖は想像以上に大きなものでした。

この心理描写は、視聴者にとっても“別れの重み”を突きつけるものとなっています。

幹太が他の女性と生きる未来の予感

ミックスが終わった後の世界で、幹太がもし花子と新たな人生を歩んでいったら——。

なつめはそんな未来を想像し、自分が“過去の存在”になる恐怖と対峙します。

そしてこの場面で描かれる、「何を残せるのか」「何を伝えるべきなのか」という問いが、なつめの行動を静かに変えていきます。

事件解決後の夫婦関係と物語の転換点

第6話までで、幹太やなつめの“死の真相”をめぐる事件は一区切りを迎えました。

しかし、第7話ではその余韻を残しながらも、新たなテーマ——“これからどう生きるか”に焦点が当てられます。

物語はサスペンスから再びラブと選択の物語へと大きく舵を切りました。

ラブストーリー色が増す新章の始まり

ミステリー要素で緊張感を高めてきた前半とは異なり、第7話以降は“愛する人との時間”をどう使うかという問いが軸になります。

幹太と花子の再接近、なつめの動揺と覚悟、田村の立ち会い……。

一人ひとりの選択が、「誰とどう未来を築きたいのか」という根本的なテーマに収束していくのが印象的です。

ミックスの限界と、選択を迫られる二人

ミックスという奇跡が、永遠に続く保証はないと感じ始めた二人。

「もし次にミックスが起きなかったら」という仮定が、なつめと幹太に重くのしかかります。

その上で、なつめは問いかけます。「幹太は誰と未来を選ぶのか」「私はどこまで踏み込めるのか」と。

これは死後の再会を描くファンタジーでありながらも、“今をどう生きるか”を問うリアルな物語でもあるのです。

パラレル夫婦 第7話ネタバレのまとめ

花子の登場とミックスの異変が交差する新局面

第7話は、花子という強烈なキャラクターの登場によって、なつめと幹太の絆が試される回となりました。

さらに、これまで安定していたミックスにも明確な異変が現れ、物語は再会から“別れ”へと向かう可能性を匂わせます。

夫婦が“同じ未来”を選ぶことの難しさ

生きている世界が違う2人にとって、共に未来を選ぶことは容易ではありません。

それでもなお、幹太となつめが何を想い、どう決断するのかに、視聴者の関心が集まります。

第8話以降、2人が“別れの準備”を始めるのか、それとも“奇跡を信じる道”を選ぶのか——物語はいよいよ終盤戦に突入します。