『続・続・最後から二番目の恋』第4話では、千明(小泉今日子)がかかりつけ医の成瀬(三浦友和)と新たな関係を築く一方で、和平(中井貴一)には市長選出馬という驚きの提案が舞い込みます。
さらに、真平(坂口憲二)と知美(佐津川愛美)の様子にも異変が見られ、それぞれの人生の転機が静かに訪れています。
大人たちの“今さら動き出す心”を丁寧に描く第4話は、温かくて少し切ない、共感必至の展開です。
- 千明と成瀬の関係が動き出すきっかけ
- 和平に突如舞い込んだ市長選出馬の話
- 律子や万理子が抱える心の傷と再出発
- 千明と成瀬の関係が動き出すきっかけ
- 和平に突如舞い込んだ市長選出馬の話
- 律子や万理子が抱える心の傷と再出発
和平に突如舞い込む“市長選出馬”という波紋
同じ頃、和平(中井貴一)にも人生の転機となる話が舞い込みます。
鎌倉市長の伊佐山良子(柴田理恵)から、「市長選に出馬してほしい」という突然の打診があったのです。
思いもよらない提案に動揺しながらも、和平はまんざらでもない様子で複雑な表情を見せます。
伊佐山市長(柴田理恵)からの衝撃提案
伊佐山は和平の人柄と行政経験を高く評価し、「後継にふさわしい」と熱弁します。
和やかな語り口とは裏腹に、市政の未来を託す本気の依頼に、和平は重圧と責任の重さを感じざるを得ません。
一方、家族や友人にどう話すべきかも悩みの種となります。
千明・真平・知美と交錯する視線
そんな和平に、偶然出会った千明は「最近顔が疲れてるよ」と声をかけます。
さらに海辺では弟・真平(坂口憲二)とその妻・知美(佐津川愛美)にも遭遇。
真平のどこか冴えない表情に、千明と和平は何かを感じ取り、「何かあったのでは?」と気にし始めるのでした。
律子の“サレ妻”告白と万理子の涙
物語後半では、観光協会の通訳・早田律子(石田ひかり)が突如、和平に助けを求めてきます。
現場に駆けつけた和平が見たのは、中国人観光客とのトラブルで涙をこぼす律子の姿でした。
彼女の言葉には、語学の問題だけでなく、心の奥に潜む深い悲しみがにじみ出ていました。
和平に助けを求めた律子の想い
律子は、「私はサレ妻だったの」と唐突に告白します。
夫の浮気に気づきながらも家庭を壊せなかった過去、そして今もその傷が癒えないことを淡々と話します。
和平はその話を静かに聞きながらも、強い同情と少しの戸惑いを感じるのでした。
その会話を偶然聞いていたのが知美の母・秀子(美保純)。
事情を知らないまま誤解を招きかねない状況に、和平は「またややこしいことになった」とため息をつく羽目になります。
千明の前で感情をこぼす万理子
その夜、脚本家の万理子(内田有紀)は職場でそわそわした様子を見せ、心ここにあらずの様子。
心配した千明が自宅に招き、話を聞くと、万理子は仕事でも私生活でも抱えていた悩みを一気に吐き出します。
涙を流す万理子を千明は優しく抱きしめ、「大丈夫だよ」とそっと寄り添うのでした。
続・続・最後から二番目の恋第4話まとめ|大人たちが抱える“次の一歩”
第4話は、大人たちがそれぞれの人生の節目や心の揺れに向き合うエピソードでした。
成瀬との会話を通じて心をほぐしていく千明、市長選出馬という現実に戸惑う和平、そして傷を抱えた律子や万理子――。
どの登場人物も、「この年齢からでもまだ変われる、動ける」という前向きな余韻を残しています。
“恋”も“生き方”も、まだ途中
過去を引きずりながらも、少しずつでも前に進もうとする姿にこそ、このドラマの温かさがあります。
何かが始まる予感と、何かが終わっていく静けさが同居する第4話は、見終えたあとに心がじんわりと満たされるような仕上がりでした。
次回予告に見えた長倉家の新たな騒動
ラストでは、長倉家に集まった面々がいつものように朝食を囲み、妹・典子(飯島直子)が「ある人物に説教する」と言い出して波乱の予感を残します。
次回は家族関係に新たな火種が灯る展開となりそうです。
- 成瀬の誠実な告白に千明の心が揺れる
- 和平に市長選出馬という波乱が訪れる
- 律子が“サレ妻”だったことを告白
- 万理子の涙に千明が優しく寄り添う
- 長倉家にまた一波乱の予感が漂う回
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