TVアニメ『鬼灯の冷徹』第3話では、千年の因縁とも言える鬼灯と白澤の確執が、ついに閻魔大王の口から語られます。
また、座敷童子と桃太郎の心温まるやり取りや、シュールかつ神獣だらけの白澤の店でのドタバタ劇も描かれ、ギャグと神話が交差するエピソードとなっています。
地獄の日常に潜む“人間らしさ”と、キャラクターたちの個性が際立つ回です。
- 鬼灯と白澤の確執が千年前の事件に起因する理由
- 金魚草畑と座敷童子が描く地獄のほんわかエピソード
- 神獣だらけの漢方店とジブリネタ満載の爆笑展開
鬼灯と白澤の確執のルーツが明かされる!
「似ている」と言われた瞬間、怒りが爆発!
第3話では、鬼灯と白澤の“因縁の始まり”が描かれます。
桃太郎が何気なく放った「鬼灯様と白澤様って、似てますね」という一言に、鬼灯の怒りが爆発。
背後の柱に無言の裏拳をぶち込むという、“言葉ではなく拳で語るスタイル”を見せつけました。
この瞬間を目撃した閻魔大王は、「それはな…千年前の話だ…」と語り始めます。
千年前の過去と閻魔大王が語る因縁とは
舞台は中国と日本の親善競技会。鬼灯と白澤は審判役として参加していました。
しかし休憩中、白澤の「次に現れる婦人のバストサイズを賭けようぜ」という悪ノリ提案が、まさかの不和の種に。
鬼灯は「性別が確実な方で勝負すべき」と主張し、白澤は「心が女性なら女性だろ」と譲らず、意見が真っ向から対立。
その場を仲裁しようとした閻魔大王の「似てるんだから仲良くしなよ」という一言が、最悪のトリガーに。
鬼灯と白澤、ダブルで閻魔大王にキレるという展開に、地獄の空気が凍りつきました。
以来、2人の確執は“千年物”の因縁として続くことになります。
金魚草畑の座敷童子と桃太郎のほっこり劇
巨大金魚草に乗る座敷童子の不思議な日常
地獄の裏庭ともいえる場所に広がるのは、金魚草畑。
そこで一際目立つのが、巨大金魚草の上で悠然と揺れる座敷童子の姿です。
それを見た桃太郎はホッと胸をなでおろし、「元気そうで何より」と微笑みます。
実はかつて、座敷童子の“妖怪的な特性”により、白澤と共に引っ越しを余儀なくされた過去がありました。
その時以来、彼女の行方を気にかけていた桃太郎にとって、この再会はまさに小さな奇跡だったのです。
引っ越しの理由と桃太郎のやさしさ
座敷童子は、“家に取り憑く”という特性を持ち、家の運気を左右する存在。
しかし、一度取り憑かれると引っ越し以外の選択肢がないほどの強烈な個性も兼ね備えています。
過去に住んでいた場所では、座敷童子の気まぐれな行動が原因で地味に大混乱が起き、白澤もさすがに音を上げたほど。
桃太郎はそんな事情にも文句一つ言わず、今も彼女の居場所をそっと見守り続けているのです。
地獄というシニカルな舞台の中で描かれる、優しさと妖しさが交差する関係性が、じんわり心に残るエピソードです。
神獣だらけの漢方店で白澤がジジイ呼ばわり!?
麒麟・鳳凰・白澤の“瑞兆連盟”が揃い踏み
物語のAパートでは、古代中国の伝説に名を連ねる神獣たちがまさかの登場!
麒麟、鳳凰、霊亀、応龍…そして白澤まで加わったその名も「瑞兆連盟」。
この“超レジェンド級”の面々が、白澤の経営する漢方薬店「極楽満月」で日常的に口論しているという、カオス空間が展開されます。
「じじい」「いやお前が」「神話的に格下だろ」など、神々の威厳ゼロの応酬が延々と続く様子に、桃太郎も冷や汗をダラダラ。
“神様だって老害化する”という地獄的リアリズムが妙に刺さるシュールギャグです。
桃太郎の冷や汗が止まらないカオス空間
シーンの中でも特に見どころなのが、白澤が“じじい”と呼ばれてブチギレる瞬間。
「私は永遠の若さを保つ美の神獣なんですけどッ!?」と抗議するも、まったく相手にされないのが笑いどころ。
さらに、薬草の効能を語るうちに、自分が「ジブ●キャラ」ばりの中二発言をしてしまい、鬼灯に“バルス!”で突っ込まれる始末。
この場にいる誰よりもしっかりしているはずの白澤が、一番振り回されているという構図も見逃せません。
ちなみにこの店舗、かわいいウサギたちが無数に働いている点にも注目です。
まさに地獄と天国が同居する場所。視覚的にも濃密なこのシーンは、鬼灯の世界観を象徴する名場面といえるでしょう。
鬼灯の寝起きの悪さが炸裂!?小ネタも満載
起こしに行った柿助・ルリオ・シロの運命は
夜叉一先輩の結婚祝いの相談をするため、鬼灯を訪ねたシロ・ルリオ・柿助の3匹。
しかし、鬼灯は徹夜明けで爆睡中。
閻魔大王が「起こしてこい」と言うも、「それはあまりにも危険すぎる…」と躊躇する一同。
過去には、カブトムシを見せようとしつこく起こした閻魔大王が、無言の足払いでノックアウトされたという逸話も。
それでも部屋に踏み込んだ3匹。シロがそっと鬼灯の頬に触れた瞬間――
「ひぇええええぇぇ!」と悲鳴と共に鬼灯が覚醒!しっぽを掴まれて吊るされるシロの姿が哀れで愛おしい。
徹夜明けの鬼灯に近づいてはいけない理由
寝起きで機嫌が悪い鬼灯は、プロ用カミソリで髭を剃りつつ不機嫌MAX。
「あなたも剃ってあげましょうか?プードルみたいに」と冗談とも本気ともつかぬセリフを吐くあたり、ドS補佐官の本領発揮です。
部屋には金魚草コンテストのトロフィーやフィギュア、らんちゅうのぬいぐるみなど、妙に人間臭い私物も多数。
さらには謎の“クリスタルなヒトシ君”も登場。前回2体あったうち1体はデスクに飾られており、シュールな世界観の象徴となっています。
鬼灯のルームツアーをするだけでも、数えきれないネタと伏線が詰まっており、細部まで見逃せない回です。
鬼灯の冷徹 第3話ネタバレまとめ
確執の正体は“性格の違い”と“自尊心”だった!
第3話の最大の見どころは、鬼灯と白澤の千年越しの確執が明かされた点です。
その原因は、聖なる神々でありながらも、くだらない賭けとプライドのぶつかり合い。
「似ている」と言われることへの強烈な拒否反応が、彼らの微妙な関係性を今も形成していることがはっきりしました。
地獄で繰り広げられる神話級ギャグの連発
一方、座敷童子と桃太郎の再会や、白澤の漢方薬店での大騒動も、心温まる&爆笑の連続でした。
ジブリネタやゲーム風パロディ、過剰な擬音表現など、地獄の世界観に全く似合わないカオスなギャグが絶妙に配置されています。
“鬼灯ワールド”の真骨頂とも言えるエピソードでした。
次回、さらなるキャラの深掘りに期待!
次回予告では、「美男にもいろいろある」と題して、牛若丸や芥子ちゃんといった新キャラが登場予定。
可愛さの裏に潜む狂気、イケメンに潜む闇――そのギャップがますます“地獄”を深く、濃く”していきます。
人間社会と紙一重な地獄の日常を、次回も見逃すわけにはいきません!
- 鬼灯と白澤の千年越しの確執の起源を描写
- 座敷童子と桃太郎のやさしい交流がほっこり
- 白澤の漢方店で神獣たちがジジイ論争を展開
- 鬼灯の寝起きと徹夜明けルーティンが明らかに
- ジブリネタやパロディも全開の濃厚ギャグ回
コメント