NHK朝ドラ『あんぱん』第1話放送!のぶと嵩の出会いに注目

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NHKの2025年度前期・連続テレビ小説『あんぱん』が、2025年3月31日より放送開始となりました。

今作は、アンパンマンの生みの親・やなせたかし氏とその妻・小松暢さんをモデルに描いたフィクション作品で、昭和初期の高知県を舞台に、一人の少女と少年の出会いから始まる物語です。

ヒロイン・朝田のぶの幼少期を演じるのは永瀬ゆずなさん、そして成長後ののぶを演じるのは今田美桜さん。第1話ではのぶと少年・嵩(木村優来)の“運命的な出会い”が描かれました。

この記事を読むとわかること

  • NHK朝ドラ『あんぱん』第1話のあらすじと見どころ
  • 朝田のぶと柳井嵩の出会いが持つ意味
  • やなせたかし夫妻をモデルにしたドラマのテーマ性

第1話のあらすじ:のぶと嵩、運命の出会い

2025年3月31日に放送された『あんぱん』第1話は、ヒロイン・朝田のぶの幼少期と、後に深く関わる少年・柳井嵩との出会いを中心に描かれました。

舞台は昭和初期の高知県。高知市の町並みを、元気いっぱいに駆け抜ける少女“ハチキンおのぶ”の姿が印象的なスタートでした。

家族の愛に包まれて育つのぶの無邪気な表情と、これから待ち受ける運命の入り口が丁寧に描かれ、視聴者の心をつかむ第1話となりました。

「ハチキンおのぶ」が駆け出す高知の朝

石屋の家に生まれたのぶ(永瀬ゆずな)は、明るく活発な“高知らしい”少女。

彼女は、商事会社で働く父・結太郎(加瀬亮)が帰ってくるということで、駅まで全力で駆けつけるほどの家族思いでもあります。

祖父・釜次(吉田鋼太郎)や母・芳乃(石田ゆり子)など、あたたかい家族に囲まれた生活が、第1話の中で丁寧に描写されていました。

駅舎でぶつかった少年が、後の嵩だった

駅で父を迎えようとするのぶは、勢い余って一人の少年にぶつかります。

その少年こそ、物語のもう一人の主人公・柳井嵩(木村優来)でした。

嵩は父・清(二宮和也)を病気で亡くし、母・登美子(松嶋菜々子)と共に高知へと移り住んだばかり。

この偶然の出会いが、やがて深い絆と運命的な関係を紡いでいくきっかけとなります。

ヒロイン・朝田のぶを演じる2人の女優に注目

NHK朝ドラ『あんぱん』では、ヒロイン・朝田のぶを2人の女優がリレー形式で演じる構成になっています。

第1話で登場したのは幼少期ののぶを演じる永瀬ゆずなさん、そして物語が進むにつれて、成長後ののぶを演じる今田美桜さんが登場します。

この2人の演技が「のぶ」というひとりの女性の一生をどう繋いでいくのかは、大きな見どころのひとつです。

永瀬ゆずなが演じる幼少期ののぶ

第1話では、のびのびとした明るさと家族への深い愛情を持った少女・のぶが印象的に描かれました。

演じる永瀬ゆずなさんは、子役とは思えないほど自然で芯の通った演技で、視聴者の共感を誘っています。

駅で嵩とぶつかるシーンや、家族とのあたたかいやりとりなど、感情の起伏も丁寧に表現されており、「また観たい」と感じさせる魅力にあふれています。

今田美桜が演じる成長したのぶ

そして、物語が進んでいく中で登場するのが、今田美桜さん演じる成長後ののぶです。

今田さんはこれが朝ドラ初主演。これまでの可憐さに加えて、力強い芯を感じさせる演技で、のぶの人生に説得力を与えてくれそうです。

子どもから大人への成長とともに変化していく「声」「表情」「姿勢」など、2人の演技がどのようにバトンをつなぐのかが、この作品の魅力のひとつとなっています。

柳井嵩とその家族背景とは

ヒロイン・のぶと運命的な出会いを果たす少年・柳井嵩(やない たかし)は、物語のもうひとりの重要な軸となる存在です。

彼の過去と家族の背景は、やがて「正義」や「支え合い」というドラマ全体のテーマに深く関わっていきます。

第1話では、喪失と不安を抱えながらも、新たな土地で一歩を踏み出そうとする姿が丁寧に描かれました。

父を亡くした少年・嵩の転校と不安

嵩(木村優来)は、父・清(二宮和也)を病気で亡くしたばかりの転校生です。

新天地・御免与町に母とともに引っ越してきた彼は、まだ見知らぬ環境に戸惑いと緊張を抱えていました。

そんなタイミングで出会ったのが、明るく活発な少女・のぶ。

この対照的なふたりの出会いが、物語をドラマチックに動かし始めます。

母・登美子と伯父・寛の支え

嵩の母・登美子(松嶋菜々子)は、夫を亡くした直後という境遇でも息子を支えようと懸命な母親です。

彼女は医師である義兄・寛(竹野内豊)のもとに身を寄せ、親子ともに新たな人生を歩み出します。

「家族で支え合うこと」「失っても前に進むこと」が描かれる彼らの背景は、ドラマのメッセージ性を象徴する部分です。

嵩の成長と心の変化を見守る周囲の大人たちの存在もまた、この物語の大きな魅力のひとつです。

モデルはやなせたかし夫妻、脚本は中園ミホ

NHK朝ドラ『あんぱん』は、アンパンマンの原作者・やなせたかしさんと、その妻・小松暢さんをモデルにしたフィクション作品です。

実在の人物の人生をもとにしながら、架空の登場人物たちによって再構成された物語として描かれており、単なる伝記ではなく“心に沁みる創作ドラマ”としての魅力を備えています。

戦争や喪失を経てもなお、人を信じ、夢を抱くことの意味を問いかける構成が印象的です。

“逆転しない正義”を描くテーマ性

やなせたかし氏がアンパンマンに込めた「逆転しない正義」という哲学は、このドラマでも大きな柱となっています。

正義とは、強さではなく優しさである。

困っている人に手を差し伸べる、日々の小さな行動の中にこそ“本当の正義”があるというメッセージが、主人公たちの姿を通じて描かれていきます。

子どもから大人まで、誰もが共感できるヒューマンテーマが、このドラマの本質です。

RADWIMPSによる主題歌「賜物」にも注目

主題歌を担当するのは、人気バンド・RADWIMPS。楽曲タイトルは「賜物(たまもの)」です。

やわらかなメロディーと力強い言葉が絶妙に調和したこの主題歌は、のぶと嵩の人生にそっと寄り添うような温かみを与えています。

また、語りを担当する林田理沙アナウンサーの落ち着いた声も、ドラマ全体に品と余韻を添える重要な要素となっています。

あんぱん NHK 第一回放送のまとめ

NHK連続テレビ小説『あんぱん』の第1回放送は、高知の町でのぶと嵩が出会う“運命の始まり”を描きながら、作品全体のテーマとなる「再生」「優しさ」「家族の絆」への入り口を丁寧に示す内容でした。

主人公・朝田のぶの幼少期を演じる永瀬ゆずなさんの自然体の演技、そして物語の鍵を握る少年・嵩の存在が、視聴者の胸に静かに残る印象的な第1話となっています。

脚本・中園ミホ氏ならではの繊細な人物描写と、主題歌・RADWIMPS「賜物」の優しい旋律が、物語に深みを加えています。

のぶと嵩の出会いが生む物語の序章

第1話ではまだ幼いふたりが出会ったばかりですが、この出会いが後の人生にどれほど大きな影響を与えるのか、その片鱗が既に感じ取れる展開となっていました。

偶然のようでいて必然、小さな出会いが歴史を動かす起点になる——そんな予感に満ちた初回でした。

“生きる意味”を見つけていくヒューマンドラマ

『あんぱん』は、ただの人間ドラマではありません。

夢や希望を失いかけても、誰かとの出会いや“食”といった日常の中で、生きる力を見出していく人々の姿が描かれます。

のぶと嵩の物語はこれから本格的に動き出します。 第2話以降にも期待が高まる、温かく力強いスタートとなりました。

この記事のまとめ

  • 朝ドラ『あんぱん』が2025年3月31日に放送開始
  • 幼いのぶと嵩の“運命的な出会い”が描かれる
  • 永瀬ゆずなと今田美桜がヒロインのぶをWキャストで演じる
  • 嵩の背景には喪失と再出発というドラマ性がある
  • やなせたかし夫妻をモデルにした心温まるフィクション
  • 脚本は中園ミホ、主題歌はRADWIMPSが担当

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