「顔だけじゃ好きになりません」実写化 映画の評価は？ファンと初見のリアルな反応まとめ

人気少女漫画『顔だけじゃ好きになりません』が実写映画化され、2025年3月に公開されました。

主演は宮世琉弥さんと久間田琳加さん。漫画ファンの間では「ビジュアル再現度が高い」との声もある一方で、「実写化の限界」「コメディが浮いている」など評価が分かれているのが現状です。

この記事では、実際に映画を観たファン・原作未読の観客それぞれの感想をもとに、実写版『顔だけじゃ好きになりません』の魅力と課題をまとめてご紹介します。

実写版『顔だけじゃ好きになりません』の基本情報とあらすじ

2025年3月7日に全国公開された実写映画『顔だけじゃ好きになりません』は、SNSと恋が交差する現代的な学園ラブコメディです。

原作は、累計発行部数100万部超えの人気少女漫画。主演は宮世琉弥さんと久間田琳加さんという、フレッシュな若手コンビが務め、話題を集めています。

映画館では若年層を中心に注目を集め、上映初日からSNSでは「#顔好き映画」がトレンド入りしました。

“顔推し女子×落ちこぼれイケメン”の王道ラブコメ

高校のSNSアカウントを運営する真面目女子・知見才南（久間田琳加）が、顔だけが取り柄の問題児・宇郷奏人（宮世琉弥）と手を組み、SNSをバズらせることで退学危機を回避するという、王道ながらユニークな設定。

最初は“顔面だけ”に惹かれていた才南が、次第に彼の内面に触れて心が動いていく姿を、テンポ良くコミカルに描いています。

主演は宮世琉弥×久間田琳加のフレッシュコンビ

宮世琉弥さんの“漫画超え”イケメンぶりは、観客から「顔面偏差値の暴力」と絶賛され、初見でも見惚れるビジュアルが強み。

一方、久間田琳加さんは“顔推し女子”という原作でもユニークなキャラクターを、元気でちょっとオタク気質な雰囲気を交えて熱演しています。

若手らしい初々しさとエネルギーで、原作ファンも納得のキャスティングといえるでしょう。

原作ファンの反応｜ビジュアル再現度は高評価

実写化といえば、原作との“再現度”が最も注目されるポイントです。

『顔だけじゃ好きになりません』の実写版では、ファンから「ビジュアルは完璧」「漫画の世界がそのまま飛び出してきたよう」といった好意的な声が多く上がっています。

特に主人公・宇郷奏人を演じる宮世琉弥さんに対しては、“原作超え”とのコメントも見られました。

宮世琉弥のイケメンぶりが“漫画超え”レベル

レビューでもっとも目立ったのは、「顔が良すぎて内容が入ってこない」「眼福ですわ」といった圧倒的ビジュアルへの賛辞。

「顔が良ければ全てよし！」「ビジュアルの暴力」とSNS上でもバズワード化し、“顔重視”な原作の世界観を体現するキャスティングに原作ファンも納得の様子です。

とにかく、宮世琉弥さんを“愛でる”映画という側面では、期待以上の再現度と言えるでしょう。

久間田琳加の熱演に「意外とハマってた」との声も

久間田琳加さんの演じる知見才南に対しては、公開前は「かわいすぎてオタク女子に見えない」という懸念もありました。

しかし実際には、妄想癖や心の声を交えた演技がハマり役だったとのレビューが多く見られました。

コメディ調の独白や表情の切り替えが上手く、「思ったより芝居が面白い！」という原作ファンの反応が目立ちました。

初見組の評価は賛否両論？

原作を知らずに鑑賞した“初見組”からの声は、肯定・否定がはっきり分かれる傾向にあります。

「テンポよくて軽く観られる」「推しが出てるから満足」といったライト層の好評価がある一方で、構成や脚本面での不満を指摘する声も見られました。

“顔が良いだけじゃ物足りない”と感じる層には、やや不完全燃焼に映ったようです。

ストーリーが薄い？演出がチープ？リアルな意見

否定的な感想で多かったのは、「展開が読めすぎる」「感情の起伏が浅い」といったストーリー構成への指摘。

また「セットや演出が学芸会っぽい」「BGMが浮いてる」といった映像・音響面のチープさも挙げられました。

“映像作品としての完成度”を重視する視聴者からは、やや厳しめの声も出ているのが実情です。

「とにかく顔が良ければOK」層からは好評

一方で、“顔重視”で作品を楽しむ層からは大絶賛。

「考えるな、感じろ、愛でろ」「顔がスクリーンに映ってるだけで価値ある」といった感想が多く、ルックス最優先の楽しみ方が支持されている様子です。

物語より“ビジュアルで沸けるかどうか”が本作の評価基準になっているといっても過言ではないでしょう。

SNSでの感想まとめ｜ハッシュタグ「#顔好き映画」も話題

映画公開後、X（旧Twitter）やInstagramなどSNS上では、「#顔好き映画」「#顔だけじゃ好きになりません」などのハッシュタグが急上昇しました。

ファンアートやスクショ投稿、コスプレ写真まで広がっており、特に若年層女性の間で熱狂的にシェアされています。

リアルタイム感想やミーム的コメントも多く、SNSが盛り上がる“ネタとしての強さ”がこの作品の特徴です。

“顔派”女子から絶賛のツイート続出

特に目立つのが、「宇郷くんに人生狂わされた」「顔が良すぎて泣いた」といった“顔面衝撃派”の声。

彼らにとっては、内容や演出よりも“推しが画面にいる幸福感”がすべて。

“顔だけで映画を最後まで観れる幸福感”を共有する文化が形成されつつあるのは、Z世代ならではの楽しみ方とも言えます。

ムカデ人間を連想する謎コメントも話題に

一方で、「このテンション感、ムカデ人間以来」という異色の感想がバズるなど、良くも悪くも“振り切った演出”が印象に残っている様子です。

カット割りやオーバーなリアクションが、一部の観客にとっては“ギャグにしか見えない”という声もありました。

その振り幅こそがSNSでの話題性を高めており、ツッコミどころ込みで“ネタ映画”として楽しまれている側面も無視できません。

映画『顔だけじゃ好きになりません』評価の総まとめ

『顔だけじゃ好きになりません』は、“顔面偏差値で勝負する”潔さが際立つラブコメ実写化作品です。

原作ファンからはビジュアルの再現度やキャストの演技に高評価が集まり、初見の観客からは“推しを堪能できる映画”として支持されています。

一方で、ストーリー性や映画としての完成度を重視する層には刺さりづらく、賛否は分かれる結果となりました。

顔面偏差値は最強、内容は人を選ぶラブコメ

本作の魅力は、なんといっても宮世琉弥さん・久間田琳加さんの“漫画から出てきたようなビジュアル”とテンションの高い演出。

ただし、演技やストーリーに深みを求める観客にはやや物足りないという声も多く、万人受けするタイプの作品ではないかもしれません。

“ビジュ爆発”を楽しむ映画として割り切れば、満足度は高い一作です。

原作ファンなら観て損なし、初見でもキュン補給に◎

原作を読んでいたファンにとっては、世界観の再現度やキャラの描写に安心感があり、推しキャラを大画面で堪能できるのは大きな魅力。

また、恋愛ものを軽く楽しみたい初見の観客にとっても、“目の保養＋プチ胸キュン”が得られる作品です。

“とにかく顔がいい”をテーマにしたラブコメが観たい人には、まさにドンピシャな一本でしょう。