ヴィジランテ第10話「イベント開催！」ネタバレ｜ポップの新挑戦とナックルの秘密

2025年6月9日放送のTVアニメ『ヴィジランテ -僕のヒーローアカデミア ILLEGALS-』第10話「イベント開催！」では、ポップ☆ステップがアイドルとしてのステージに挑む一方、ナックルダスターの家族にまつわる秘密が明かされるなど、キャラクターの内面が深く掘り下げられた注目回となりました。

今回は“なるフェス”への出演決定、蜂須賀九印の正体をめぐる対峙、釘崎爪牙の想いなど、物語の重心が再びキャラクターたちの人間ドラマに移行しています。

本記事では、第10話のあらすじと見どころを最新情報をもとにお届けします。

ポップ☆ステップ、「なるフェス」ステージに立つ決意

第10話は、ポップ☆ステップに届いた「なるフェス」出演依頼から始まります。

彼女がアイドルとして再び公の場に立つことは、自身の過去と向き合う大きな挑戦でもあります。

迷いを見せながらも、彼女の決意を後押しするのは航一とナックルの存在でした。

マルカネ百貨店新装開店イベントへの出演オファー

「なるフェス」はマルカネ百貨店が主催する大型イベント。

そこにポップへの出演依頼が届いたことをきっかけに、彼女の中でアイドル活動に対する葛藤が再燃します。

「もう一度、ステージに立つ意味」を見つめ直す表情が印象的でした。

コーイチ＆ナックルの応援が背中を押す瞬間

航一は「ポップならできる」と真正面から励まし、ナックルも言葉少なに彼女を見守ります。

特にポップがコーイチに「どう思う？」と上目遣いで問いかけるカットは、作画陣の気合を感じる名シーンでした。

そのやりとりを経て、ポップは一歩踏み出す決意を固めます。

ナックルダスターの家庭の秘密と蜂須賀九印への追及

一方、物語の裏側では、ナックルダスターが独自に女子高生ヴィラン・蜂須賀九印の正体を追っています。

これまで暴力的で粗野な印象が強かったナックルに、家族との関係という繊細な一面が描かれました。

特に病床の妻と過ごす穏やかな時間が、彼の行動の根底にあるものを際立たせます。

病気の妻との穏やかな時間が明かす人間性

ナックルは一見、正義を暴力で貫く過激な人物に見えますが、第10話では優しさと寂しさを併せ持つ家庭人としての顔が映し出されます。

病気の妻に寄り添う姿には、「なぜそこまでして蜂須賀を追うのか」という疑問に対する深い答えが込められていました。

蜂須賀九印との緊迫の対峙、その裏にある過去とは

蜂須賀は人間を実験対象としてしか見ていない冷酷なヴィラン。

ナックルはそんな彼女の足取りを追い詰め、ついに直接対峙する展開へと進みます。

彼女に怒りをぶつけるナックルの姿からは、個人的な因縁の存在も匂わされ、今後の深掘りが期待されます。

釘崎爪牙の不器用な想いとチームの絆

釘崎爪牙（くぎさき・そうが）は、第10話でも航一やポップを見守る立場で登場します。

しかし彼女は、その気持ちを素直に伝えられない不器用なキャラクターでもあります。

その不器用さが逆に、彼女の“仲間想い”な本質を際立たせていました。

航一やポップへの心配を素直に言えない彼女のぶきっちょさ

「別にあんたのことなんか心配してないし」と言いながらも、ポップの衣装チェックやイベント進行にしっかり関与する姿が描かれます。

ツンデレというより、“照れ屋”であり“優しい”存在として描写されており、作品に可愛らしいアクセントを加えています。

“ヴィジランテ”としての絆が見える小さな温かさ

彼女が行動を共にする理由には明確な目的がありますが、その根底には「仲間を守りたい」という想いが隠れています。

そのことは彼女自身もまだ言葉にできず、観る者に想像を委ねる余白のある表現になっていました。

チームとしての結束が見え始めた第10話は、感情の機微にも注目です。

物語は後半戦へ――伏線と転換点が交錯する回

第10話は、これまでの積み重ねが花開くと同時に、今後の展開への大きな布石が詰まったエピソードでした。

ポップの挑戦、ナックルの秘密、蜂須賀との対峙など、様々なドラマが動き始めています。

キャラクターそれぞれの背景が浮き彫りになり、“ただの外伝”では終わらない重層的なストーリー展開に期待が高まります。

ナックルと蜂須賀の因縁と“家族”の物語

ナックルの怒りや行動の源泉は、彼の「家族を守りたい」という想いにあります。

蜂須賀との対峙は、過去の因縁が複雑に絡んでおり、単なる正義VS悪ではない深みを加えています。

非合法ヒーロー（ヴィジランテ）としての覚悟と進化

航一もまた、ポップのサポートを通じて「守ることの意味」と向き合い始めます。

第10話を境に、ヴィジランテたちの活動は次なるフェーズへと移行し始めました。

今後のストーリーがどう展開し、どのように決着していくのか、見逃せません。