薬屋のひとりごと45話「蟇盆」猫猫に迫る拷問と楼蘭の爆破計画

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『薬屋のひとりごと』第45話「蟇盆」では、神美によって不老の薬を作らされる猫猫が、絶体絶命の危機にさらされます。

響迂の救出計画も失敗に終わり、神美の怒りを買った猫猫は「蟇盆」と呼ばれる拷問にかけられることに。

さらに地下では楼蘭が火薬庫の爆破を計画するなど、物語は戦争と陰謀を含む緊迫の展開を迎えます。

この記事を読むとわかること

  • 猫猫が拷問部屋へ連行される経緯と蟇盆の詳細
  • 楼蘭が火薬庫を爆破した理由とその意図
  • 物語の核心に迫るキャラクターたちの行動と心情

猫猫が挑む恐怖の拷問「蟇盆」とは

猫猫は神美に捕らえられ、不老の薬を作るという過酷な命令のもと、幽閉生活を送っていました。

そんな中、響迂が彼女を救おうと立ち上がりますが、すぐに見張りに見つかり、計画は失敗に終わります。

翠苓が仲裁に入り場を収めようとしたその瞬間、神美が姿を現し、空気は一変します。

神美の理不尽な怒りに触れた猫猫の運命

その場にいた全員を「誰から痛めつけようか」と嗜虐的な笑みで見渡す神美。

その態度に堪忍袋の緒が切れた猫猫は、思わず「くそばばあ」と暴言を吐いてしまいます。

神美の逆鱗に触れた猫猫は、拷問部屋送りとなり、蟇盆(たいぼん)という残虐な罰を受けることになります。

響迂の救出失敗と翠苓の過去

拷問「蟇盆」は、土中の穴に罪人を閉じ込め、そこに毒虫や蛇などを大量に放つという異常な処刑方法です。

過去に翠苓もこの罰を受け、今でも蛇への恐怖心がトラウマとして残っています。

猫猫は「自分が犠牲になることで、響迂や翠苓を守れるなら」と覚悟を決め、冷静に事態を受け入れるのでした。

神美の異常性と猫猫の異常な対応

神美は「不老の薬」への執着から、猫猫に過酷な要求を突きつけ続けます。

その執念は次第に狂気を帯び、誰かを痛めつけることに快楽を感じるような、異常な嗜虐性すら見せ始めていました。

「今日は誰に罰を与えようか」と楽しそうに語る神美に、周囲の空気は凍りつきます。

猫猫が見せた想定外の行動

蟇盆に投げ込まれた猫猫は、毒虫や蛇に囲まれてもまったく動じることなく、むしろ冷静な様子を見せます。

さらに、蛇を手に取り「これ、食べられるかも」とつぶやき、食べようとしたその姿は、見張り役の心すら揺さぶるものでした。

彼女の異常な適応力は、ただの薬師としての知識や胆力を超えた、「生き抜く力」の表れでもあります。

神美の動揺と見張りの心の変化

猫猫の平然とした態度に神美は不気味さすら感じ取り、「こいつは普通ではない」と直感的に警戒を抱きます。

一方、見張り役は猫猫の強さと無垢な行動に心を打たれ、彼女を救うよう翠苓と響迂から頼まれていた使命に再び向き合うことになります。

そして彼の中で、神美への忠誠よりも猫猫の命を守ることが優先され始めるのです。

楼蘭と火薬庫、地下の秘密

蟇盆から脱出した猫猫は、見張りの手引きにより地下へと逃れます。

その地下で彼女が目にしたのは、火薬の製造現場という衝撃的な光景でした。

それは単なる拷問や私的な研究ではなく、国家レベルの陰謀と通じるような、政変を引き起こす準備とも言える場所だったのです。

楼蘭の登場と意外な行動

そんな中、猫猫の前に現れたのは楼蘭妃本人でした。

楼蘭はその場にいた作業員たちに「火薬から離れなさい」と声をかけた後、銭をばらまいて気を引きつけ、一瞬の混乱を作り出します。

そして持っていた松明を火薬に向かって投げ込むと、地下全体を揺るがす大爆発が起きたのです。

楼蘭の「まだやることがある」発言の意味

爆発を起こした後、楼蘭は冷静に「まだやることがあるの」とつぶやきます。

その言葉には、単なる逃走劇では終わらせない覚悟と、政変への介入、あるいは自らの罪を償う行動といった、何かしらの意志が読み取れます。

猫猫もまた、楼蘭の行動にただ驚くだけでなく、その真意を探ろうと動き始めるのです。

壬氏の決断、戦の行方と猫猫への想い

地下での爆発と同時に、表の政変も動き始めます。

壬氏(瑞月)は皇弟として禁軍を率い、火薬と兵を抱える反乱軍への討伐作戦を本格的に始動させます。

だがその胸中には、ただ国家の平和を守るという使命だけではなく、猫猫を救いたいという切なる願いがありました。

羅漢の策と討伐軍の進軍

羅漢と羅半は、子昌の武器戦術に対抗すべく策を練ります。

彼らは猫猫を助け出すことも視野に入れながら、兵の士気を高め、正面から衝突しないような戦略を展開。

一方で壬氏は、冷静でありながらも内心は猫猫の安否に心を乱されており、心の中で何度も彼女の名を呼んでいます

「俺が救う」壬氏の覚悟

壬氏は政を動かす重責を背負いながらも、「猫猫をこの手で救う」と心に誓います。

それは皇弟としての立場を超えた、ひとりの男としての決意に他なりません。

彼の覚悟は、次回以降の物語でどのような行動に表れるのか。

猫猫と壬氏、ふたりの運命が交差する瞬間が、いよいよ近づいていることが暗示される展開となっています。

薬屋のひとりごと45話「蟇盆」のまとめ

猫猫と壬氏の再会に向けた伏線

第45話では、猫猫が拷問部屋に連行されるという危機的状況に追い込まれた一方で、壬氏(瑞月)は禁軍を指揮し、救出のための行動を本格化させています。

羅漢もまた猫猫の安否を気にして動いており、再会へ向けた大きな布石が数多く描かれた回となりました。

猫猫が蟇盆の中でも冷静でいたことや、見張りの協力を得たことも、今後の脱出や壬氏との再会への重要な伏線といえるでしょう。

神美の支配と戦乱の予兆

神美は不老の薬を追い求める異常な執着を見せ、猫猫・翠苓・響迂を恐怖で支配しようとします。その狂気は周囲の人々を次々と巻き込んでいきます。

一方、楼蘭の火薬庫爆破という大胆な行動は、戦乱を阻止するための反撃とも言える決断でした。

第45話は、神美による支配が極まる一方で、それに抗おうとする者たちの意志と覚悟が浮き彫りになる回でもあり、今後の大規模な衝突や戦いの兆しが強く感じられます。

この記事のまとめ

  • 猫猫が神美の命令で拷問部屋へ
  • 拷問“蟇盆”にも冷静な猫猫の対応
  • 楼蘭が火薬庫を爆破し戦争阻止を図る
  • 壬氏と羅漢による救出作戦の布石
  • 各キャラの信念と覚悟が交錯する展開

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