黒執事 緑の魔女編 第7話ネタバレ|サリヴァンの選択とヴォルフラムの涙

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アニメ『黒執事 −緑の魔女編−』第7話「その執事、勧奨」では、ついに“緑の魔女”サリヴァンが究極魔法を完成。

しかし、それは人を生かすどころか殺すための毒ガス兵器であることが明らかとなり、サリヴァンの心に大きな葛藤が生まれます。

シエルとセバスチャンの導きによって、彼女は“緑の魔女”という役割から脱却しようとしますが、ヴォルフラムの思いと激しく衝突する展開に。感情が交錯する緊迫の第7話をネタバレ込みで解説します。

この記事を読むとわかること

  • サリヴァンが完成させた“魔法”の正体と葛藤
  • ヴォルフラムとの衝突と決別の行方
  • シエルたちが導く、サリヴァンの新たな未来

サリヴァンが完成させた“究極魔法”の正体とは?

第7話「その執事、勧奨」では、緑の魔女・サリヴァンが村の防衛のために完成させた“究極魔法”の真実が明かされます。

彼女の純粋な動機とは裏腹に、その魔法の正体は高濃度の毒ガス兵器=サリンであることが発覚。

「守るための魔法」が、「命を奪う兵器」へと変貌していたことに、サリヴァンは激しい衝撃を受けるのです。

村を守る魔法の真実=サリン兵器

緑の魔女として村を守るという重責を背負ってきたサリヴァン。

しかし、完成させた魔法陣は実は化学兵器としての効力を持つ装置だったことが、シエルたちの調査で判明します。

この事実は、サリヴァン自身が知らずに手を染めていた“人を殺す手段”だったということを意味していました。

「私は……人を殺す研究をしていたの……?」

無垢な知性が生み出したものの恐ろしさに打ちのめされ、彼女は激しく動揺します。

サリヴァンの苦悩と「人を救う研究」への決意

ショックを受けたサリヴァンは、研究そのものを否定しようとします。

しかし、セバスチャンは「知識は使い方次第で、救いにもなる」と語り、サリヴァンに選択の余地があることを示します。

シエルも「女王陛下に報告すれば、君の才能は正しく使われる」と未来の道筋を用意。

サリヴァンは涙を流しながらも、「これからは人を生かす研究をしたい」と決意を新たにします。

この瞬間、サリヴァンは“魔女”という枠を超え、ひとりの研究者としての第一歩を踏み出したのです。

ヴォルフラムの想いとサリヴァンの決断

サリヴァンが「村の外で学び、人を救う研究がしたい」と願ったことで、彼女を守ってきたヴォルフラムとの間に大きな対立が生まれます。

サリヴァンの将来を案じる一方で、外の世界に危険が待ち受けていると信じるヴォルフラムの想いは、次第に「守ること」と「縛ること」の境界を越えはじめていました。

愛ゆえの束縛と、自由を求める若き才能のぶつかり合いが、物語の緊迫感をさらに高めます。

村を出たいサリヴァン、引き止めるヴォルフラム

「この村を出たいの。もっと世界を見て、私の知識を人の役に立てたい」

そう口にしたサリヴァンに、ヴォルフラムは表情を曇らせ、「それは危険だ。お前が外に出れば、必ず利用される」と反対します。

彼女を守るためなら、自由すら与えたくない——それほどまでに、ヴォルフラムの忠誠と愛情は強いものでした。

しかし、サリヴァンは「それでも、私は外に出たい」と毅然とした態度を見せ、子どもから大人へと変わる瞬間を迎えます。

「守るため」から「縛るため」への変化

ヴォルフラムの真意は、「緑の魔女」としての責務を背負い続けてほしいという願いと、サリヴァン自身への個人的な執着が入り混じった複雑なもの。

その姿は、かつての忠臣ではなく、自由を恐れ、管理したがる大人の象徴として描かれます。

サリヴァンはそんな彼に「ありがとう。でも、私はもう守られるだけの存在じゃない」と告げ、自らの意思で前へ進む選択を下します。

それは、サリヴァンが“魔女”ではなく、“ひとりの人間”として歩き出す宣言でした。

シエルとセバスチャンが見た“才能の行方”

サリヴァンが村を出る決意を固めた後、シエルとセバスチャンは女王陛下への報告を通じて、彼女の未来の道筋を整えます。

「あの子の才能は、生かし方さえ間違えなければ、必ず国のためになる」

そう語るシエルの眼差しには、決して情ではなく、冷静な“王の番犬”としての責任が浮かんでいました。

女王陛下への報告と「管理される才能」

シエルは女王陛下への報告書に、サリヴァンの技術力と精神的成熟を詳述。

彼女を単なる“兵器製造者”ではなく、「次世代の発明家」として扱うよう提言します。

しかし、それはすなわち王室による監視と管理のもとでの研究生活を意味していました。

セバスチャンもそれを承知のうえで、「人の才能には代償がつきもの」と静かに告げます。

自由と引き換えに与えられる“安全な環境”——それがサリヴァンの選んだ道でした。

サリヴァンが歩き始める“新たな道”

村の子どもたちと別れを告げ、サリヴァンは旅立ちの朝を迎えます。

その表情には不安も迷いもありましたが、それ以上に「自分で選んだ」という確かな意志が宿っていました。

「ヴォルフラム、ありがとう。ずっと私を守ってくれて。でも、これからは私が自分で選ぶ」

その一言に、ヴォルフラムも静かに頭を下げ、見送る決意を固めます。

サリヴァンの背中を見つめながら、セバスチャンはこう呟きます。

「新たな魔女の物語は、ここから始まるのかもしれませんね」

黒執事 緑の魔女編 第7話ネタバレのまとめ

第7話「その執事、勧奨」は、サリヴァンの才能と心の成長が主軸となった感動的なエピソードでした。

「村を守る魔法」と信じていたものが、実は人を殺す兵器=サリンであったという事実は、彼女の内面に大きな衝撃を与えました。

それでも、シエルとセバスチャンの導きによって、サリヴァンは「人を生かす研究」に転換する道を選び、自らの足で未来へと進む決意を固めます。

一方で、ヴォルフラムの愛と執着は、サリヴァンにとって守られていた安心と、縛られる束縛の両面を持つものとして描かれました。

「守る」という行為の在り方が問われる中、サリヴァンはついに「自分の選択で生きる」ことを宣言。

ヴォルフラムもまた、彼女の強さを認め、見守る側へと変わっていきました。

そして、シエルの冷静な判断セバスチャンの支援によって、サリヴァンの才能は女王陛下の庇護のもとで活かされる道へと進みます。

今後、彼女の研究がどんな影響を与えるのか、物語は新たなフェーズに入りつつあります。

サリヴァンというひとりの少女の決意と旅立ちが描かれた第7話。

視聴者に「才能とは何か」「自由とは何か」を問いかける、静かで力強い回でした。

この記事のまとめ

  • サリヴァンが作った“魔法”はサリン兵器だった
  • セバスチャンとシエルの助言で進路を決意
  • ヴォルフラムとの関係が緊迫し別れの選択へ
  • 才能を女王の庇護下に置くという新たな道
  • サリヴァンの旅立ちが描かれた感動の回

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