2025年6月9日放送のTVアニメ『ざつ旅-That’s Journey-』第10話「ココロのふるさと」では、主役・ちかと暦が潮岬の初日の出、熊野本宮大社への初詣、そして岩手・新花巻への旅へと導かれる“心がふるさとを探す旅”が描かれました。
今回は、ちかが初詣で願った思い、暦の元気がない様子、そして岩手への移動という構成で視聴者の心を揺さぶるエピソードとなっています。
この記事では、第10話の流れと注目の見どころを詳しくご紹介します。
- 潮岬で迎えた初日の出と熊野本宮大社の初詣
- 暦の変化とちかとの心の交流
- “ココロのふるさと”という旅の意味
潮岬で迎える新年──初日の出と熊野本宮大社での願い
2025年最初の朝、鈴ヶ森ちかは和歌山県の潮岬で初日の出を迎えました。
この場所は本州最南端であり、多くの人々が同じ空を見上げて“新たな一年”のスタートを祝っていました。
見知らぬ人たちと一緒に日の出を待つ体験は、ちかにとっても特別な時間となります。
その後、ちかはバスで熊野本宮大社へと向かいます。
雄大な自然に囲まれた参道を歩き、ようやくたどり着いた神社で、ちかが心の中でつぶやいた願いは──「また旅ができますように」。
日常に戻っても、旅の記憶を忘れたくないという、彼女らしい祈りが描かれます。
潮岬で眺める壮大な初日の出
夜明け前の寒さに耐えながら、多くの旅人たちと一緒に水平線を見つめるちか。
朝日が海から顔を出した瞬間、言葉を失うほどの感動が広がります。
その景色は、旅の始まりにふさわしい“心の幕開け”を告げるものでした。
熊野本宮大社でちかが込めた“願い”とは?
観光地としても有名な熊野本宮大社ですが、このエピソードではちかが“旅人”として向き合う神社として描かれています。
彼女の願いは決して派手なものではなく、ただ「また旅に出たい」という等身大の願望。
視聴者にも共感されやすい、旅を愛する心が伝わるシーンです。
変化の兆し──1月末、岩手・新花巻へ
物語は後半、東北へと舞台を移します。
1月末の冷え込む季節、ちかと蓮沼暦は岩手県・新花巻駅に降り立ちます。
この旅にはいつもと違う空気が流れていました。
暦が見せた普段と違う様子
暦がどこか元気がない。
それは移動中の会話の少なさや、表情のかすかな変化に表れています。
ちかが自然に気づき、そっと寄り添おうとする描写が丁寧に描かれています。
ちかがそっと寄り添う旅の時間
派手なイベントがあるわけではありません。
けれども、ふたりが静かに過ごす時間は、まさに「旅の意味」を感じさせるものでした。
ちかの存在が、暦にとって“気づけば心を軽くする”そんな存在になっていることが伝わってきます。
“ふるさと”の意味を探す旅としての変化
今回のサブタイトル「ココロのふるさと」は、物理的な“ふるさと”ではなく、心のよりどころを意味しているようです。
旅を繰り返すなかで、ちかたちはそんな場所や人に出会い続けているのだと感じさせてくれます。
心の拠り所を訪れる旅の構成
これまでのような「思いつきの旅」から一歩進んで、心の動きに寄り添う旅になっているのが第10話の特徴です。
とくに暦の様子が、物語に深みを加えています。
放送を通じて映る“日常と旅”の融合
ちかたちの旅は、視聴者にとっても「いつか行きたい」と思わせてくれるリアルさがあります。
旅をすること自体が癒しであり、ふるさとを探す行為であるというメッセージが、静かに伝わってくる回でした。
- ちかが潮岬で初日の出を迎える
- 熊野本宮大社での初詣が重要な鍵に
- 岩手県の旅では暦の心の揺れが描かれる
- 旅先での交流と“ふるさと”の意味を再発見
- ちかと暦の絆が深まる心温まる展開
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