2025年6月9日放送のドラマ『夫よ、死んでくれないか』第10話では、失踪していた夫・光博の帰還を皮切りに、三人の妻たちがそれぞれの人生と“夫”という存在に対して決断を下す重要な展開が描かれました。
麻矢は突然戻った夫との再出発に戸惑いながらも向き合おうと決意し、友里香は夫・哲也への殺害計画を単独で実行に移します。そして璃子は妊娠という現実を前に、夫との関係と不倫の狭間でもがきながらも人生の選択を迫られます。
この記事では、第10話で描かれた三者三様の“夫との向き合い方”を、最新情報とともに詳しく解説します。
- 失踪夫・光博の帰還に揺れる麻矢の心境
- 友里香が単独で夫殺害計画を実行した理由と結果
- 妊娠した璃子が下した人生の選択
光博の突然の帰還と麻矢の揺れる決意
第10話の冒頭、長らく失踪していた麻矢の夫・光博(竹財輝之助)が突然帰宅します。
「やり直したい」と頭を下げる彼に、麻矢(安達祐実)は困惑しながらも心が大きく揺れ動きます。
これまでの裏切り、苦しみ、不信感が蘇り、すぐには答えを出せない麻矢の葛藤が丁寧に描かれました。
謝罪と「やり直したい」の言葉に麻矢は
光博は「もう一度一緒にやり直せないか」と麻矢に告げます。
その言葉はあまりに唐突で、麻矢の中には怒りと戸惑い、そして微かな希望が交錯します。
視聴者にも「本気なのか」「また裏切るのでは?」という不安を抱かせる演出でした。
これまでの裏切りと現実に向き合う選択
麻矢は光博の言葉を真正面から受け止めることはせず、一旦距離を置き、自分の気持ちと向き合おうとします。
「簡単にやり直せるわけがない」という想いと、「まだ終わっていなかったのかもしれない」という迷いが共存している様子がリアルに描かれました。
友里香、夫・哲也への殺意をついに実行
これまで計画されていた「夫殺し」の計画が、ついに動き出します。
榊友里香(磯山さやか)は麻矢や璃子に知らせず、単独で夫・哲也(塚本高史)への殺害計画を決行。
その動機には、DVや裏切りによる長年の苦しみが背景にありました。
誰にも知らせず単独で計画を決行
仲間である麻矢や璃子も躊躇しはじめる中、友里香だけは計画に対して一切のブレがなく、決行を決意。
哲也に呼び出された場に一人で向かい、毒を盛る準備までしていた描写は、彼女の決意の強さを感じさせます。
現場は騒然、計画は思わぬ展開に
しかし現場にはすでに人だかりができており、哲也の周囲に異変が起きていたことが示唆されます。
麻矢と璃子が駆けつけるも、すでに警察の目が入り始めていることから、計画は大きな転機を迎えることとなりました。
璃子の妊娠と複雑な家庭事情
加賀美璃子(相武紗季)は、不倫相手・亮介(清水尚弥)との子供を妊娠していることが判明します。
しかし、夫・弘毅(高橋光臣)との関係も断ち切れていないまま、二人の男の間で揺れる心が複雑に描かれます。
亮介との子を宿し、揺れる母としての覚悟
璃子は亮介との再婚も考えますが、それが現実的でないことも理解しています。
「この子を産む」という決意をしたものの、それは家庭も人生も根底から変わる覚悟を伴うものでした。
夫・弘毅の苦悩と璃子の出した答え
一方の弘毅も、妻の妊娠を知り、動揺を隠せません。
夫婦関係の修復を望む彼の姿は哀れでもあり、また未練も感じさせます。
璃子はそんな弘毅を見つめながら、「自分が母として、どう生きていくか」を自問し、一人で産み育てる未来を選ぶ可能性も示唆されました。
麻矢、千田との別れと夫への再接近
第10話では、麻矢が不倫相手・千田(久保田悠来)に別れを告げるという大きな転機も描かれました。
千田は麻矢の心の支えであり、光博不在の中で唯一の救いともいえる存在でした。
それでも麻矢は、“夫と向き合う”という決意をもって、千田との関係に終止符を打ちます。
心の支えだった千田に告げる別れの言葉
「もう会えないと思う」──。
麻矢は静かに千田に別れを告げ、涙を堪えながらもその決断を曲げることはありませんでした。
この別れは、麻矢が“誰かに頼らずに生きる”という意志を固めた瞬間でもあります。
退職を撤回し、人生を見つめ直す決断
さらに麻矢は、提出していた退職届を取り下げるという行動にも出ます。
これは「逃げずに生きる」という覚悟の現れであり、夫・光博とも真正面から向き合う姿勢の表れです。
職場に戻り、元部下の下で働き直すという選択もまた、彼女の変化を象徴しています。
『夫よ、死んでくれないか』第10話のまとめと次回への伏線
第10話は、三人の妻それぞれが「自分の人生」と「夫との関係」に終止符を打つ、または新たな一歩を踏み出す転換点となりました。
光博の帰還・哲也への殺害計画・璃子の妊娠・麻矢の別れ──どれもがドラマのクライマックスに向けて大きな布石となっています。
三人の妻、それぞれの終わりと始まり
・麻矢は過去と向き合い、千田と別れて夫との再出発を選ぶ
・友里香は暴走し、事件に巻き込まれる可能性が高まる
・璃子は母としての道を一人で選び直そうとしている
それぞれの決断が、“夫婦の形”や“女の人生”というテーマに深みを与えています。
最終回に向けて動き出す“夫婦”の結末
次回はいよいよ最終回。
光博の真意、哲也の運命、そして三人の妻たちの選んだ道がどう交差するのか。
「夫よ、死んでくれないか」というタイトルの意味が問われるラストに向け、物語は最大の緊張感を迎えています。
- 光博の突然の帰還に麻矢が葛藤
- 友里香が単独で夫殺害計画を決行
- 璃子は妊娠を機に人生の決断へ
- 麻矢は千田と別れ夫と再出発を模索
- 3人の妻たちが「夫」とどう向き合うかを選ぶ回
- 物語は最終回へ向けて大きく動き出す
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