2025年5月24日放送の『なんで私が神説教』第7話では、主人公・静(広瀬アリス)が“やっとの休日”を満喫しようとするも、まさかのトラブルに次々と巻き込まれていく怒涛の展開が描かれます。
財布紛失をきっかけに学校へ舞い戻った静が遭遇するのは、男子トイレに立てこもる男、こじれる別れ話、授業をサボる生徒――そして“人殺し”と中傷されるビラ事件の核心。
「これでもか」と押し寄せるトラブルに、“神説教”が冴えわたる回となっています。
この記事では、第7話の主要エピソードと見どころをわかりやすく整理して解説します。
- 男子トイレ立てこもり事件の真相と静の対応
- 補習をサボった塁の葛藤と成長の兆し
- “人殺しビラ”事件に隠された愛花の動機
財布紛失から始まった“立てこもり事件”の真相
「今日は誰にも振り回されず、自分のためだけに過ごす日曜にする」——そんな小さな決意を抱いていた静。
だが、同僚の聖羅にランチに誘われたことがすべての始まりだった。
財布がないと騒ぎ始めた聖羅の一言が、静を再び学校へと引き戻していく。
静と聖羅が学校で出会った“元カレ”の行動
職員室に財布を探しに行った静と聖羅は、偶然、聖羅の元カレ・山崎と鉢合わせします。
驚きのあまり逃げ出した山崎は、なんと男子トイレに立てこもってしまいます。
聖羅は「ヨリを戻しに来たのかも」と期待を抱くも、山崎は扉を閉ざしたまま沈黙。
なぜ彼はこの学校に?という謎が視聴者にも静にも重くのしかかります。
男子トイレにこもる男・山崎の目的とは?
教室ではなく、男子トイレにこもるという異常な行動。
実は山崎は、聖羅への未練だけでなく、自分の存在価値を見失っていたのです。
静は、教師としてではなく、ひとりの大人として彼に語りかけ、少しずつ気持ちを汲み取っていきます。
この静の“説教”が、山崎の心に小さな変化を与えた瞬間でもありました。
補習サボりと野球部への未練──塁の心の揺れ
休日の学校で、静はもう一人の問題児に向き合うことになります。
それは、補習に姿を見せず、グラウンドでぼんやりと野球部の練習を眺める西畑塁。
一度諦めた夢と、向き合う勇気を持てずにいる塁の葛藤が浮き彫りになります。
授業を放棄しグラウンドを見つめる西畑塁
「今日は、やる気しないんで…」と静かに呟き、教室ではなくグラウンドに佇む塁。
かつては野球部のエース候補と目されていた彼が、なぜ補習すら放棄してしまったのか。
それは、怪我と仲間との軋轢から生まれた深い未練と後悔でした。
塁はまだ、心のどこかで「野球が好き」という気持ちを捨てきれずにいたのです。
静の言葉が導く「もう一度踏み出す」勇気
静は塁の隣に座り、「別にすぐ動かなくてもいい。心がちょっとでも前に行けたなら、それで十分」と語りかけます。
説教ではなく、“心に染みる声かけ”だったからこそ、塁の目が変わっていくのがわかります。
「先生、俺…また、やりたいかも」という小さな言葉が、彼の再出発を予感させる大切な一歩となりました。
教師としての静のあり方が、また一人の生徒に届いた瞬間です。
大口と新庄の“別れ話修羅場”と教師の人間模様
休日の学校で起きていたのは、生徒たちだけの騒動ではありませんでした。
補習のために集まっていた大口(野呂佳代)と教頭・新庄(小手伸也)の間でも、まさかの修羅場が勃発します。
“別れ話”がこじれ、校内の空気は一時、張り詰めた緊張に包まれます。
補習で再会した2人が迎えた意外な結末
「ちゃんとケジメつけたいんです!」と迫る大口に対して、「今ここで話すことじゃないだろ…」と逃げ腰の新庄。
生徒指導の立場にいるはずの教頭が、プライベートでは誰よりも狼狽える姿は、どこか滑稽でリアルです。
静は2人のやり取りに巻き込まれながらも、「教師だって完璧じゃない」という現実を、受け止めるような目で見つめます。
職員室の恋愛模様がもたらす“教職のリアル”
教師といえども、一人の人間としての感情や未練が存在すること。
それが教職という現場にどんな影響を与えるのか、今回のエピソードは“働く大人”のリアルとして描かれています。
最後は、泣き出した大口を新庄がそっと肩を抱くことで、事態はひとまず収束。
静も少しだけ呆れつつ、「…なんか、青春してんな」とつぶやく一幕が、印象的な余韻を残します。
ビラ事件の真相と静に向けられた誤解
静の名前を貶めるように学校中に貼られた「人殺しビラ」事件。
その真相が、ついに第7話で明らかになります。
教師としての自信を揺るがす過去が暴かれ、静自身も知らなかった“恨みの源”が浮かび上がってきます。
ビラの犯人は浦見の恋人・鈴木愛花だった
校内に貼られたビラの出所は、浦見の恋人で元教師の鈴木愛花(志田未来)でした。
彼女の妹・花恋は、かつてSNS上で“SEE”という名前で活動していた静の言葉に救われた一方で、最終的には命を絶ったのです。
愛花はその原因を静の発言にあると信じ込み、深い恨みと悲しみを抱え続けていたのでした。
“SEE”の言葉がもたらした悲劇とは
静がかつてSNS上で発したのは、「逃げてもいい」「あなたの人生はあなたのもの」というメッセージでした。
しかし、それを励ましと捉えた花恋と、責任逃れの言葉と受け取った愛花との間で、正反対の認識が生まれていたのです。
校長・京子は浦見に対し、「彼女に直接会って話したい」と願い、事態を収束させるための行動に出ます。
静にとっても、この出来事は過去と向き合う覚悟を促される大きな転機となるでしょう。
なんで私が神説教 第7話まとめ
第7話は、麗美静が「やっと一人で過ごせる」と期待していた日曜日が、まさかのトラブル続出で台無しになるという、笑いあり、涙ありの展開でした。
男子トイレに立てこもる元カレ、補習をサボって野球部を見つめる塁、修羅場を迎える教師カップル──そして“人殺しビラ”事件の核心。
静が対峙するそれぞれの問題は、コミカルでありながらも、人の心の弱さと向き合う深さを備えていました。
- 財布紛失をきっかけに、静と聖羅が立てこもり事件に巻き込まれる
- 西畑塁の補習サボりと野球への未練に、静の声が届く
- 大口と新庄の別れ話で、教職の人間味が垣間見える
- “人殺しビラ”の真相が明らかに。元教師・愛花の深い恨みと誤解
「結局、誰かの問題に巻き込まれてばかり」な静ですが、それでも見ている者の心に響く“神説教”があるからこそ、多くの共感と感動を呼びました。
次回もまた、静の奮闘と“ブチかまし説教”に期待です!
- 静の休日が次々とトラブルに変貌
- 男子トイレに立てこもった元カレ登場
- 補習サボリの塁に再起の兆し
- 教師同士の修羅場も発生
- 人殺しビラ事件の黒幕が明らかに
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